TEIKAジャーナル

(作業療法学科)ドリームキャッチャー3回目

2018/02/20

今日はドリームキャッチャーの3回目になります。

先日はリングに麻の糸を巻きつけていく作業を行いました。次はキャッチャーネットの貼り方になります。

麻の紐を巻いたリングに少し細めの糸を巻きつけて行きます。

少し幅を広くとって糸をくるくると巻いていきます。先ほどとは違い、針に糸を通すことが必要になります。糸を巻く際に、幅が狭くなってしまうと、2周目以降非常に糸が硬くなり難しくなりますので、写真のように8回、または9回程度で1周する程度に調整すると良いと思います。そして2周目になったら、1周目に巻いた糸に引っ掛けて行きます。これを適当に模様ができるまで巻いていきます。
初めは力の加減がうまくいかず模様が歪みますが、内側に行くにつれて綺麗に整ってきます。形が気になりだすと、最後までなかなか進まないため、思い切って内側まで同じことを何回も続けることが重要です。
ここでは、前回同様の身体機能にプラスして、針を使うということが必要になってきます。針は危険なものですから、指先の器用さに加えて、管理をすると言う要素も必要になります。また、模様気にするあまり、なかなか作業が進まなくなってしまう方も見られます。全体像を見渡すことができず、悪い点に固執してしまう方に多く見られます。作業を最後まで完遂することによって、理解できるものも多くあります。これは、ドリームキャッチャーの糸張りだけではなく、マラソンや仕事などにも通じています。何事も、まずは最後まで経験することによって、休み方や進め方等の全体像が分かってきます。何を行うにも何かに固執してしまう傾向のある方には、全体像を見る経験としては良い活動かもしれませんね。

因みにキャッチャーネットは、 伝統的に蜘蛛の巣を模したパターンが作られま
す。悪い夢を捕まえ、良い夢を残すと言われているようです。
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