TEIKAジャーナル

【作業療法学科】人は作業をすることで元気になれる

2020/05/27


作業療法学科の澤田です。

「人は作業をすることで元気になれる」―これは、日本作業療法士協会が開発した生活行為向上マネジメント(MTDLP)で使われるフレーズです。

嫌なことがあったとき、落ち込んだとき、どうしますか?
家に引きこもると答える人は少ないでしょう。ひきこもると、さらに嫌なことを考えてしまい、もっと落ち込んでしまうかもしれません。
多くの人は、いやなことがあると、それを忘れるように、何かに打ち込みます。
―嫌なことがあったら、大声で歌を歌うとすっきりする。
―たくさん食べておなか一杯になったら忘れっちゃった。
―運動して汗を書いたら、どうでもよくなっちゃった。
何かに没頭すると、いやなことを忘れられたり、いやだったことがどうでもよくなったりする経験は、だれもが持っているでしょう。
人は、何か(作業)をすると、元気になることができます。
このことは、古くから経験的に知られており、それを利用しているのが作業療法なのです。
 
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