TEIKAジャーナル

【作業療法学科】子ども達の今を支援する 8

2020/08/28


作業療法学科の石井孝弘です。
 
「非日常的な活動が子ども達の発達を促す」ご存知でしょうか? 
これは障害がある、障害がない に関係なくあてはまることです。さらにそれが楽しければ楽しいほど脳はいろいろなことを感覚刺激を通して学習していきます。
 本学の実習地でもある、児童発達支援・放課後等デイサービス施設「すりーぴーす」では通常の支援事業に加えていろいろな取り組みをしています。
 シルクスクリーン、炭火焼、手打ちうどんなどが予定されています。
私もいつか参加したいと思いつつなかなか参加できないのが実状なのですが、実施された今までのイベントでは、お子さんたちとそのご家族、兄弟、職員などの笑顔を多く見ることができます。
 非日常的な楽しい活動です。
 肢体不自由のお子さんが参加するので、障害の状況に合わせた支援方法を講じながら実施しているのですが、そのことも重要なのですが、楽しさいっぱいのところが、良いと思っています。
 子どもたちは、楽しい経験、能動的にやりたいことを行っているときが、実は脳は発達に必要な感覚刺激を受容できているといえます。

 昨今のコロナウイルス渦、で何もできないのではなく、細心の注意を払い感染しないようにしながら、いろいろなことに取り組むことこそが重要と思います。
 教科学習を行っている発達支援、放課後等デイサービスの事業所が多くある中、「子ども達と楽しいことをたくさんやろう」のコンセプトのもと取り組むことが実は、教科学習にもつながっていることも広く認識してほしいと思っています。

 これらの取り組みにも作業療法士の役割は大きいです。
 
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