TEIKAジャーナル

【作業療法学科】【情報化社会と教師の仕事 コロナ渦での授業のあり方】

2020/11/11

【情報化社会と教師の仕事 コロナ渦での授業のあり方】
作業療法学科の石井孝弘です
依然としてコロナ渦の中、大学も後期授業が始まり、対面での授業がいくつか始
まりました。
それでも、非地面型の授業も多く、教員はいろいろな情報機器やメディアを通じ
て学生教育を行っています。

私が、尊敬する先生に、沼野一男先生がいます。教育工学の第一人者であり、」
理学療法士・作業療法士養成施設等教員講習会で長い間、教育方法論をご担当さ
れていた先生です。

 著書に「情報化社会と教師の仕事」(1986年)があります。
 この中に娘さんの留学を心配されてることが記載されているのですが、その点
について「金さえあれば国際電話で毎日でも話すことができ、遠い海外に留学せ
ている感じがまったくしないことを発見した」とあります。今ではお金もかから
ず、画面で顔を見ながら数人で、あたかも隣にいるかのように話すこともできま
す。
 今から30数年前にすでに、情報化社会つまり現代のようにいろいろなメディア
を利用しての教育ができる時に教師はどのような教育ができるのかについて触れ
られています。

 今のコロナ渦において学生も戸惑っていると思いますが、教員も教育方法につ
いて熟考し実行しなければなりません。
 時代こそ異なりますが、沼野先生の思いは現代にも十分通じるものがります。

 「そういえば・・・」と恩師のことを思い出し、改めてよりよい教育とはどう
するべきなのかを考えることができました。

 
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