TEIKAジャーナル

【柔道整復学科】日本生理学会、日本解剖学会に参加しました

2021/03/30

2021年3月28-30日に第98回日本生理学会大会、第126回日本解剖学会全国学術集会の合同大会が開催されました。

本学科からは慢性的なストレスと自発運動が脳の一部である視床下部の遺伝子にどのような影響を与えるのかについて研究成果を発表しました。

○発表演題
慢性拘束ストレスと運動のストレス改善効果が視床下部遺伝子の発現プロファイルに及ぼす影響

柔道整復師は外傷(ケガ)に対する施術を行う専門家であり、その業務のひとつに後療法(手技療法、物理療法、運動療法)があります。
運動療法とは身体運動により損傷した組織(ケガした箇所)の早期回復や社会復帰の促進、機能改善、症状(痛みなど)の軽減などを図るために行います。
今回発表した研究成果は、運動することが脳(視床下部)にとってどのような良い影響があるのかを分子生物学的に検証したもので、柔道整復師が行う運動療法の根拠の基礎になるものと考えています。

また、今回はWeb(オンライン)での開催となったことで、普段なかなか聴講できない他分野の研究も聴講することができました。
得られた知見を授業や研究に活かしていきたいと思います。
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