TEIKAジャーナル

【作業療法学科】高齢者に対する作業療法

2021/07/29

 こんにちは。作業療法学科の小橋です。
 私の専門は、高齢者に対する作業療法です。20代から高齢者に携わっていますが、最近とても感じることがあります。
 自分の専門領域であることからも、若い頃から、”高齢者の想いに寄り添うように共感する努力が必要だ”と考え続けていました。
 しかし、今思えば、無意識に”若さは永遠と続く”と感じた上でのことだったかもしれません。
 先日階段を上がろうとしたら、膝に感じたことのない痛みを感じました。痛みというか力が抜けます。これが老いると言うことなのか?と感じました。
 筋肉はまだまだ使えるはずなのに...関節の理由で動けなくなると言うことを実体験によって理解しました。

 私は共感すると言うのは、本来できないものだと考えています。本人の体験は本人しか解りません。
(もちろんですが、共感する努力と想像力は必要だと思います)
 この出来事の後、またまた無意識に、10年後...20年後の...想像をしてしまいました。
これからは、自分の体験を通して、老いても健康的に生きるためのヒントを考えながら、作業療法を展開したり、養成教育に励みたいと思います!

 
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