TEIKAジャーナル

【作業療法学科】 技法学実習 授業風景 三線 弾き語り

2021/09/30

作業療法学科の大関です。
前期に楽器の三線を作成して、夏休み中に練習をしました。本日は、発表会です。
楽器を作るというアクティビティの練習とともに、実はこれは障害者体験の一環でもあります。
作業療法士は、患者様に動かない手で訓練を行わせます。その際に、動かない手を動くように訓練指導する作業療法士は、その訓練がどの様にどれだけ大変なのかを知っていることが必要だと思います。
弦楽器を弾けるようになるためには、手は視覚情報がなくても正確に思った通りに動かさなくてはなりません。力加減もゼロか100かではなく、微妙なコントロールが必要です。そのゴールは、まさに作業療法の代表的な治療目標でもあります。
健常者である学生は、なかなか障害者の理解を日常ですることは難しいですが、このような体験を通すことで少しでも共感できる心を育てていくようにしています。
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