TEIKAジャーナル

【作業療法学科】ホースセラピー 医療従事者のためのセミナー

2021/11/01

【作業療法学科】ホースセラピー 医療従事者のためのセミナー
作業療法学科 石井です。

RDAjapan(Riding for the Disabled Association Japan) 主催
認定アドバイザーセミナーに作業療法学科の教員2名、同学生3名が参加してきました。

 RDA(Riding for the Disabled Association)は、障がいのある方にも健常者と同じように乗馬や馬車操作を楽しむ機会を提供し、QOLの向上を図ることを目的として1964年にイギリスで結成された慈善団体です。RDAjapanは、イギリスのRDA理念に基づき、RDA海外メンバーとしての承認を受けて1998年に設立されました

 現在日本におけるEAAT(Equine-Assisted Activities and Therapies:馬介在活動と療法)はホースセラピーといわれることが多いのですが、馬の専門家によって実施されることが多く、医療従事者のかかわりが非常に少ない状況です。
 この活動の対象者は人であることから、人の障害などに関する専門家と馬に関する専門家の協業によって成り立ちます。海外では国により若干は異なりますが、乗馬療法(Hippotherapy)は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が活動の中心であり、一般的には医療の分野になっています。治療的乗馬(therapeutic riding)は医療ではありませんが、作業療法士などが関与し、活動により何らかの心身機能への効果が期待されています。
 
 今回、RDAjapanが初めて医療従事者向けにセミナーを実施し、教員と学生が参加しました。本学の特徴として、また作業療法士として日本国内で活躍することが可能であることから、作業療法学科では継続して取り組んでいく分野になります。
 
 すでに、この分野に興味を持っている学生が、作業療法学科に入学してきています。また作業療法学科ではいくつかの関連科目があります。さらに来年度からはこの分野に特化した科目を開講することになっています。
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