【看護学科】成人看護援助論Ⅱ(3年生)
2022/12/16
手術を終えて、病室へ戻られた患者さんの創部の観察をしています。 炎症兆候の観察に加えて、患者さんへ痛みがないか声をかけて苦痛の緩和にも努めます。
腹部の手術創からは、手術時の出血や滲出液が管(ドレーン)から排出されますので量の観察をします。続いて、患者さんの尿量を目視している場面です。手術を受けると、生体反応として尿量が少なくなります。患者さんの体重から1時間に流出される尿量を計算し、異常の早期発見に努める必要があります。
手術中から術後ベッド上で安静にしている時間が長い場合、血栓(血の塊)が形成されやすくなります。 こちらは、下肢の血栓の有無を確認している場面になります。術後1日目からは、疼痛がある中でも離床ができるように患者さんに歩行の必要性を説明し援助していくことが重要です。