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第73回「わくわくスポーツ教室」(2012.8)

准教授 井筒 紫乃

准教授 井筒 紫乃

  この4月から月1回、足立区立元宿こども園の4歳と5歳の園児たちを対象に、大学のアリーナで「わくわくスポーツ教室」を行っています。

  この年齢の子どもたちは、「神経系」の発達が顕著です。もちろん運動神経もこの時期にどんどん発達していきます。「この大切な時期に大学の広いアリーナでたくさん体を動かして、運動が好きになってもらいたい」こども園の園長先生と私の意見がまとまり、1年間通して教室を開催することになりました。


  4月は「走る」をテーマに、音楽に合わせてたくさん走りました。走ることはあらゆるスポーツの基本です。幼児期に走ることに対して苦手意識を持ってしまうと、大人になっても走ることから遠ざかってしまいます。鬼ごっこなどで楽しく走れたら、きっと走ることがもっともっと好きになるかもしれません。


  5月は「跳ぶ」。両足を揃えてジャンプができるようになると縄跳びの上達も早くなります。スキップやギャロップも上手にできていました。「高く跳ぶ」と「遠くへ跳ぶ」という動作は、体の使い方が違います。この運動をたくさん経験することで、高くと遠くへの違いを体で覚えていきます。これが運動神経の発達です。


  6月は「投げる」。顔の横からボールを投げてしまう動作は、大学生の女の子にも多く見られます。ボールを遠くへ投げるためには、肩を後ろに引いた状態から投げなければなりません。しかし、肩を後ろに引くという表現は小中学生にも難しいですね。そこで「どすこい投げ」の登場です。左右に揺れながら腕を体の前で開く交差を繰り返し、腕が開いた状態から「どすこい!」のかけ声とともに、利き手でボールを投げます。その瞬間、体は投げる方向に向きますが、腕は後ろに残っているため、肩を引く動作と同じになります。園児たちの「どすこい!」という大きな声がアリーナに響いていました。


  この教室が終わる頃には、大学の前の道でも、園児たちの「かっこよく走る」姿が見られるかもしれませんね。



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