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第88回「迷ったときに戻るところは?」(2013.1)

教授 上田 玲子

教授 上田 玲子

スーパーで買い物をしていると、子どもの泣き声が聞こえてきました。

  「ママ、マ~マ、ママ-!」

“あらら、迷子になってしまったのかなあ。いっしょに探してあげようかなあ。”

と思っていたら、

  「ママ♪~」

と嬉しそうな声。

お母さんが見つかったのですね。

“あ-、よかった。”


  小さい頃に迷子になった時の心の中の不安や恐怖を思い出して私までほっとしたのでした。小さい子どもの迷子は、周りの大人達も心配になりますものね。

ところで、小さい子どもが迷子になると「ママ!」って必死になって探してお母さんのところに戻ろうとします。

  少し大きくなって小学生頃からは迷子になると家族のいる自分の家を探して戻ろうとします。

さてもっと大きくなると?迷うことはなくなるのでしょうか?

確かに中学生、高校生になると、滅多なことがない限り自分の家には迷うことなく帰れるようになるかもしれません。

  でも、それに反比例するかのように人生に迷うことがたくさん出てくるようです。

“どのように生きていくとよいのだろう?”

そんな悩みを抱え青春時代は迷うことが多くなりますね。

  では大人になったらどうでしょうか?迷うことはなくならないまでも少なくなりそうに思えますか?

ところが“どっこい”です。自分が大人になってつくづく思うのは、大人になっても迷う事って随分多いなということです。

子育てでも、仕事でも次々と新たな問題が発生して

“どのように取り組んでくといいのだろう。ああかなあ、こうかなあ”

と迷うことのなんと多いこと!奇問難問が毎日押し寄せてくる~そんな感じです。

まるで次々押し寄せる波をサーファーのように波乗りしている気分です。気持ちよく乗り切れる時もあれば、じゃぼーんと海に落ちることもあり...。そんな時出会った言葉がこれです。

 

「迷ったときに戻るところは理念」(福島正伸)

 

      母親や父親から自立し、生きていくとき。

      迷路に入り込んだとき。

      そんなときに戻るのが

      “理念!”

      私にとって胸に響いた言葉でした。

 

さて、あなたは“あなたが迷ったときに戻るところはどこでしょうか?”



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