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教員詳細

田中 和哉 (たなか かずや)

田中 和哉

役職:准教授・工学博士

主な研究と活動

 病院にて主に中枢神経疾患・整形外科疾患を対象に、脳卒中ケアユニット等の超急性期から回復期・慢性期に至るまでの理学療法の臨床業務に携わっておりました。また、臨床業務に従事する一方で、中枢神経疾患の患者様を対象として、バイオメカニクス的見地から研究を行っておりました。
 最近の研究テーマは、主にバランス制御課題時における体幹運動制御機構及び脳卒中後の片麻痺患者様の歩行などのバイオメカニクス的解析を中心としております。
 理学療法における事象は経験則が多く、解析がなされていない分野が多く存在しています。これらの事象を、より科学的に解明することで質の高い理学療法に還元出来ればと考えております。

キーワード 立位姿勢制御解析、重心動揺解析、三次元動作解析
専門分野 動作解析、運動学、神経系理学療法
主な研究課題
  • 脳卒中片麻痺患者における姿勢制御に関する研究
  • 健常者における重心制御に関する研究
担当科目 臨床動作分析、疾患別理学療法演習、運動解析学演習など
学位
  • 工学博士
免許・資格
  • 理学療法士免許
卒業年月
  • 2004年 3月 昭和大学医療短期大学 理学療法学科 卒業
  • 2015年 4月 放送大学大学院 卒業
  • 2020年 3月 東京農工大学工学府 応用科学専攻 満期修了
学歴・経歴
  • 2004年 4月 横浜新都市脳神経外科病院 リハビリテーション科 入職
  • 2012年 4月 帝京科学大学 医療科学部理学療法学科 非常勤講師
  • 2013年 4月 帝京科学大学 医療科学部理学療法学科 助教
  • 2016年 4月 帝京科学大学 医療科学部理学療法学科 講師
  • 2022年 4月 帝京科学大学 医療科学部理学療法学科 准教授
主な論文
  • Kazuya Tanaka, Tomoaki Atomi, Yasuhiro Kawahara, Miho Shimizu, Yoriko Atomi, Relationship of Upper Body Mass and Trunk Segmental Control to Stability in the One-Leg Standing, Journal of International Exercise Science.Vol.2(No.1)pp.19-25, 2023
  • Kazuya Tanaka, Tomoaki Atomi, Soichiro Fujiki, Wataru Takano, Katsuya Hasegawa, Akinori Nagano, Miho Shimizu, Yoriko Atomi, Control of structural redundancy from the head to trunk in the human upright standing revealed using a data-driven approach. Sci Rep 12, 13164 (2022). https://doi.org/10.1038/s41598-022-17322-9
  • 田中和哉, 跡見友章, 長谷川克也, 跡見順子, 足部横アーチへのテーピングがジャンプ着地動作の姿勢制御動態に与える影響, 日本スポーツリハビリテーション学術誌, 第5巻, 2016, 17-23
  • Kohei Yamaguchi, Tomoaki Atomi, Kazuya Tanaka, Eri Ohto-Fujita, Miho Shimizu, Yoriko Atomi,Biomechanical Properties of the Skin on the Dorsal Trunk in Young Men,Journal of Fiber Science and Technology, 77(11), 289-295.
  • 豊田輝、田中和哉、平賀篤、渡辺長、佐野徳雄、渡邊修司、青栁達也、新永拓也、装具療法における理学療法士の役割遂行上の課題とその改善策の検討-義肢装具士へのアンケート調査結果からの考察-、38巻3号(2022年7月号)
  • Kumiko Anzai、Kazuya Tanaka、Verification of Maternal Bias in Japanese Disability Acceptance Research、Journal of International Exercise Science.Vol.1(No.1)pp.1-10, 2022
  • Eri Ohto-Fujita、 Nozomi Hatakeyama、 Aya Atomi、 Shunsuke Yasuda、 Shoki Kodama、 Tomoaki Atomi、 Kazuya Tanaka、 Noboru Hirose、 Kenji Harada、 Yoshihide Asano、 Toshiyuki Watanabe、 Yukio Hasebe、 Miho Shimizu、 Yoriko Atomi、Effect of Eggshell Membrane Powder Intake on the Body Function of Healthy Individuals、Journal of Fiber Science and Technology 77.10 (2021): 258-265.
  • 豊田輝、 田中 和哉、 平賀 篤、 佐野 徳雄、 菅沼 一男、 西條 富美代、 安齋 久美子、 渡辺 長、 相原 正博、 渡邊 修司、 青栁 達也、 新永 拓也、 中山 彰博. "理学療法士養成課程における新型コロナウイルス感染症蔓延に対する事業継続マネジメントの在り方の検討─ 本学科における事業継続計画の策定と今後の課題─." 理学療法科学 36.4 (2021): 657-664.
  • 昇寛、田中和哉、平賀篤、佐野徳雄、相原正博、渡辺修司、青栁達也、新永拓也、中山彰博、嶋田裕司、下肢プレイシング評価・練習器の考案と作製、国際エクササイズサイエンス学会誌、第3巻、2020、28-31
  • 渡邉郁海、田中和哉、起き上がり動作時の脊柱分節性が得られる条件の検討、~瞬間回転中心を用いた検討~、国際エクササイズサイエンス学会誌、第2巻、2019、30-34
  • 昇寛、田中和哉、佐野徳雄、嶋田裕司、足指・踵荷重起立台起立運動の脊柱への影響 -予備的検討-、日本スポーツリハビリテーション学術誌、第7巻、2017、51-53
  • 跡見友章、上遠野洋平、廣瀬昇、田中和哉、跡見順子、若年者の胸腰背部皮膚における粘弾性要素の分布、日本スポーツリハビリテーション学術誌、第7巻、2017、17-24
  • 佐野徳雄、中山彰博、西條富美代、廣瀬昇、跡見友章、塚田絵里子、安齋久美子、田中和哉、相原正博、平賀篤、理学療法学科における大学生活不安感の経時的変化と学年間比較、帝京科学大学紀要、Vol.13、2017、31-36
  • 佐野徳雄、昇寛、中山彰博、田中和哉、冨田圭佑、嶋田裕司、足指踵荷重での立位保持時間の変化が足指把持筋力に与える影響、理学療法科学、32巻3号、2017、377-380
  • 塚田絵里子、廣瀬昇、跡見友章、安齋久美子、相原正博、田中和哉、西條富美代、中山彰博、佐野徳雄、岡部琢也、高沖英二、理学療法教育におけるタブレット型端末による視覚教材を用いたICT(Information and Communication Technology)活用授業の試み、帝京科学大学紀要、Vol.11、2015、17-26
所属学会等
  • 日本基礎理学療法学会
  • 日本運動器理学療法学会
  • 日本予防理学療法学会
  • 日本体力医学会
  • 日本未病学会
  • 日本スポーツリハビリテーション学会
  • 臨床歩行分析研究会
  • バイオメカニズム学会
  • 人工知能学会
  • 日本体育学会
  • 国際エクササイズサイエンス学会
  • 生理人類学会
  • 姿勢と歩行研究会
主な学会発表
  • 田中和哉、跡見友章、藤木聡一朗、清水美穂、跡見順子、立位姿勢における体幹分節応答制御、第19回姿勢と歩行研究会、2023、東京
  • 田中和哉、跡見友章、清水美穂、跡見順子、体幹分節性の冗長的な環境適応制御Redundant environment-adaptive control of trunk segmentation、第45回日本分子生物学会年会、2022、千葉
  • 田中和哉,跡見友章,藤木聡一朗,清水美穂,跡見順子、足位がヒトの立位姿勢における体幹の構造的冗長性に及ぼす影響、日本生理人類学会第83回大会、2022、京都
  • 田中和哉、跡見友章、清水美穂、跡見順子、三次元動作解析・加速度計解析を用いた姿勢安定性の評価、第27日本未病学会、2020、東京(web開催)
  • 田中和哉、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、身体セグメント傾斜角の位相差からみた立位姿勢制御分類について、第24回未病システム学会学術総会、神奈川、2017
  • 田中和哉、跡見友章、清水美穂、跡見順子、立位姿勢動揺に二重課題が与える影響-運動課題条件の変化及び立位姿勢制御方法に着目した解析について-、第90回理学療法科学学会、第1回国際エクササイズサイエンス学会、山梨、2017
  • 田中和哉、川原靖弘、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、重力環境下における立位姿勢制御形態と歩行時身体セグメントの軌道不安定性の関連について、第23回未病システム学会学術総会、福岡、2016
  • 田中和哉、川原靖弘.屋外環境の温熱快適度推定における皮膚湿潤の利用、HCGシンポジウム2015、富山、2015
  • 田中和哉、跡見友章、廣瀬昇、小山由朗、鈴木英俊、清水美穂、跡見順子、重力場における姿勢制御機構と体幹皮膚性状及び身心一体末病ウェアの関連について、第22回未病システム学会学術総会、北海道、2015
  • 田中和哉、 跡見友章、 廣瀬昇、 小山由朗、 鈴木英俊、 長谷川克也、 清水美穂、 跡見順子. 知の身体性の具現化 -言語化された身体性に基づくウェアの開発-、第29回人工知能学会全国大会、北海道、2015
  • 田中和哉、 跡見友章、 廣瀬昇、 清水美穂、 跡見順子、二重課題が上半身重心・下半身重心に与える影響について、第50回理学療法学術大会、東京、2015.
  • 田中和哉、跡見友章、廣瀬昇、小山由朗、鈴木英俊、清水美穂、跡見順子、機能性未病ウェアによる姿勢制御パターンの改善効果について、第21回未病システム学会学術総会、大阪、2014
  • 田中和哉、廣瀬昇、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、片脚立位時における上半身姿勢制御戦略の左右差が重心動揺に及ぼす影響、第49回日本理学療法学術大会、神奈川、2014
  • 田中和哉、跡見友章、廣瀬昇、清水美穂、跡見順子、川原靖弘、上半身重心・下半身重心の動揺計測による姿勢制御パターンに関する研究、第17回人間情報学会、東京、2014
  • 田中和哉、廣瀬昇、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、第20回日本未病システム学会、未病のためのスポーツ・身体運動基盤~人のバランス制御時における分節的体幹運動について~、東京、2013
  • 田中和哉、廣瀬昇、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、重力健康科学の身体基盤(2)分節的体幹運動を支える人のバランス制御、第27宇宙生物科学会、茨城、2013
  • 田中和哉、廣瀬昇、跡見友章、長谷川克也、清水美穂、跡見順子、人の身体運動における体幹運動の可視化-立位姿勢の重心・脊椎運動分極点に着目して-、第41回可視化情報シンポジウム、東京、2013
  • 田中和哉、廣江圭史、平賀篤、大平功路、山村俊一、脳卒中片麻痺患者における脚clearance戦略についての一考察 第2報~麻痺側立脚期の身体重心位置がpre-swing時の重心移動速度に与える影響~、第48回理学療法学術大会、愛知、2013
  • 田中和哉、大平功路、廣江圭史、山村俊一、歩行における体幹制御戦略の変容~脳卒中片麻痺患者の歩行モデルを通して~、第67回日本体力医学会、岐阜、2012
  • 田中和哉、大平功路、廣江圭史、山村俊一、脳卒中片麻痺患者における脚clearance戦略における一考察、第47回日本理学療法学術大会、兵庫、2012
学会発表(国際学会)
  • Y.Atomi,E.Fujita ,M.Shimizu ,T.Atomi ,N.Hirose,K.Tanaka,K.Yoshimura,Y.Hasebe、Alkaline-solubilized avian eggshell membrane and mechanical stress may provide resilience and elasticity to extracellular matrix: a synergistic effect, 2013 American Society for Cell Biology Annual Meeting, LA, 2013
  • Y.Atomi,T.Atomi,K.Tanaka,N.Hirose,M.Shimizu,Y.Koyama,H.Suzuki,Improved sitting posture of upper body at rest and working personal computer induced by tactile information via clothing special underwear、 International Society for Posture and Gait Research g, Vancouver, 2014
  • Y.Atomi,T.Atomi,K.Tanaka,N.Hirose,M.Shimizu,Y.Koyama,H.Suzuki,Tactile information from special underwear improves sitting posture of upper body both at rest and computer work. Annual Meeting of the Society for Neuroscience: Washington, DC. 2014
  • Y.Atomi,T.Atomi,K.Tanaka,N.Hirose,M.Shimizu,Y.Koyama,H.Suzuki,Fine stimulus from special underwear provide good reflex and give a well-balanced upper body posture during sitting both at rest and computer work.
講演
  • 2020年 6月 第8回国際エクササイズサイエンス学会学術大会、第111回理学療法科学学会学術大会合同学術大会大会長講演、加速度計を用いた体幹運動の可視化、山梨(web開催)
受賞歴
  • 2017年度 第24回日本未病システム学会学術総会一般演題 優秀演題賞
  • 2022年度 第19回姿勢と歩行研究会 奨励賞
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