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教員詳細

鈴木 貴史 (すずき たかし)

鈴木 貴史

役職:教授・博士(教育学)

主な研究と活動

わが国における国語教育と幼児教育の歴史をたどりながら文字言語に能力に関する研究をしています。おもに、「読むこと」と「書くこと」の連動に着目して、作文、書写などの書字教育全般に関わる研究を進めています。また、近年、教師教育においてもコミュニケーション能力として、音声言語(話すこと、聞くこと)が注目されがちですが、私の研究では文字言語(読むこと、書くこと)に注目して優れた教員の資質とは何かを追及しています。

専門分野 国語教育、幼児教育、教師教育
主な研究対象

1.小学校における「書くこと」の教育
2.幼児教育における言葉の領域
3.教師教育における言語能力

学位
  • 筑波大学 博士(教育学)
学歴・経歴
  • 東北大学大学院 教育学研究科 博士課程前期 修了
  • 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 学校教育学専攻 博士後期課程 修了
  • 東京福祉保育専門学校 専任講師
  • 東京福祉大学 助手
  • 帝京科学大学 教職センター 教授
主な著書
  • 共著「第7章 書写の指導」、塚田泰彦・甲斐雄一郎・長田友紀編『初等国語科教育』ミネルヴァ書房、2018年
  • 共著「第3章 言葉の発達」、塩 美佐枝、古川寿子編『保育内容「言葉」:乳幼児期の言葉の発達と援助』ミネルヴァ書房、2020年
  • 単著『近代日本書字教育史研究―初等教育における二元的書字教育論の形成過程―』風間書房、2021年
  • 共著 長田友紀、山元隆春編『初等国語科教育 (新・教職課程演習 第10巻)』協同出版、2021年
  • 共著 甲斐雄一郎、山元隆春編『中等国語科教育(新・教職課程演習 第16巻)』 協同出版、2021年
主な論文
  • 「教員養成課程における教育哲学と教師の人間形成」『東京福祉大学大学院紀要第1巻2号』(2010年)
  • 「宗教的情操教育の多義性に起因する言語化と排他性」『東京福祉大学大学院紀要第2巻1号』(2011年)
  • 「倉橋惣三の保育者論における教育性と芸術性」『東京福祉大学大学院紀要第2巻2号』(2012年)
  • 「明治学制期における書字教育の質的転換」『東京福祉大学大学院紀要第3巻1号』(2013年)
  • 「明治学制期における書字教育の分化と教授理論」『東京福祉大学大学院紀要第4巻1号』(2013年)
  • 「スペンセリアン・ペンマンシップによる筆記体書法 ―その史的展開と基礎理論―」『東京福祉大学大学院紀要5巻2号』(2015)
  • 「明治初期における書字教育の技能教育化」『国語科教育78』(2015年)
  • 「東京高等師範学校附属小訓導水戸部寅松の業績と書字教育論(1理論編)(2資料編)」『人文科教育研究42』(2015年)
  • 「明治初期の教授法における文字および書字の機能」『筑波大学教育学系論集第40巻第2号』(2016年)
  • 「わが国の教員養成課程における実践的指導力としての文字言語の意義」『帝京科学大学教職指導研究第1巻第1号』(2016年)
  • 「大正期「書キ方」教育における二項対立の克服」『書写書道教育研究第30号』(2016年)
  • 「保育者の絵本選択における言語表現重視の傾向とその課題―保育者養成課程における絵本ビブリオバトルの実践から―」『帝京科学大学紀要 第12巻』(2016年)
  • 「国定第四期『小学書方手本』の国語科教科書としての意義―手本における語義に着目して―」『人文科教育研究43』(2016年)
  • 「スペンセリアン・ペンマンシップにおける筆記体小文字書法―明治期におけるわが国の書字教育への影響に関する基礎資料として―」『帝京科学大学教職指導研究第2巻第1号』(2016年)
  • 「国語科「書キ方」における二元的書字教育論の形成─ 水戸部寅松による「書キ方」教授法を中心として─」『筑波教育学研究15』(2017年)
  • 「明治20年代の「習字」における言語的実用性の再評価―手本における字形と字義の関係に着目して―」『書写書道教育研究第31号』(2017年)
  • 「小学校の教育課程における「書写」採用の背景―毛筆書字教育における科目名称の変遷を辿って―」『帝京科学大学教育・教職研究第3巻第1号』(2017年)
  • 「芸能科「習字」における思想教育― 石橋啓十郎の教育書道論を中心として―」『習字教育財団 学術研究助成成果論文集4』(2018年)
  • 「戦後における芸能科「習字」批判の再検討 ―毛筆書字教育に対する「型」批判に注目して―」『書写書道教育研究第32号』(2017年)
  • 「幼稚園草創期における文字教育 ―フレーベル主義に基づく「置箸法」に着目して―」『帝京科学大学教育・教職研究第3巻第2号』(2018年)
  • 「読書感想文における「自立した読者」に向けた課題」『学校図書館学研究第21号』(2019年)
  • 「明治20年代における幼小の接続問題―幼稚園における「読ミ方」「書キ方」の存廃問題に着目して―」『保育学研究第58巻第2・3号合併号』(2020年)
  • 「城戸幡太郎の幼児教育論 ―幼児の社会的訓練としての言語教育―」『帝京科学大学教育・教職研究第7巻第1号』(2021年)
  • 「作文教育における範文模倣期の再検討―填字法に着目して―」『人文科教育研究48』(2021年)
  • 「ペスタロッチの読み書き教育―言語教育における幼小接続問題の基礎理論として―」『帝京科学大学教育・教職研究第7巻第2号』(2022年)
  • 「「読むこと」を支える国語科学習者用デジタル教科書の可能性」『帝京科学大学教育・教職研究第8巻第1号』(2022年)
所属学会等
  • 全国大学国語教育学会
  • 全国大学書写書道教育学会
  • 日本保育学会
  • 教育史学会
  • 日本読書学会
  • 日本教師教育学会
  • 日本学校図書館学会
  • 日本語教育学会
受賞歴
  • 全国大学国語教育学会 平成27年度優秀論文賞 受賞
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