教員と研究
東京理学療法学科 研究室・教員一覧
担当教員一覧
| 役職名 | 氏名 | 専門分野 |
|---|---|---|
| 学科長・教授 | 川井 伸夫 | 理学療法 |
| 教授 | 橋本 眞明 | 生理学、環境生理学、温熱生理学、冬眠のメカニズム、炭酸泉浴の生理作用 |
| 教授 | 前島 洋 | 基礎理学療法学、神経科学 |
| 教授 | 真先 敏弘 | 神経内科学、神経科学 |
| 教授 | 高田 治実 | 装具学、義肢学、徒手的理学療法学、運動療法学、痛み・痺れ・筋機能不全・麻痺に対する研究 |
| 教授 | 高木 喜樹 | 環境化学 |
| 准教授 | 眞鍋 克博 | 加齢障害学、高齢者保健学、地域リハビリテーション学 |
| 准教授 | 大日向 浩 | 生物医学教育、生理学 |
| 准教授 | 江口 英範 | 徒手的理学療法、中枢神経系理学療法、基礎系理学療法 |
| 講師 | 菅沼 一男 | 徒手的理学療法、スポーツ障害理学療法、運動療法学 |
| 講師 | 松葉 潤治 | 医療統計学、多次元医学データ解析 |
| 講師 | 豊田 輝 | 装具学・義肢学・行動分析学 |
| 講師 | 宮本 亘 | 整形外科学 |
| 講師 | 芹田 透 | 臨床解剖学・徒手療法・地域リハビリテーション |
東京理学療法学科
川井研究室
川井 伸夫学科長・教授
- 主な研究と活動
-
理学療法士として働き始めたのは今から40年ほど前になります。その頃の研究活動は今から思えばとても貧弱だったとしか言えません。三次元解析装置も統計解析ソフトもありません。実験道具の製作からすべてが試行錯誤の連続であります。結果的に研究対象も少なく、分析も単純であったのです。
しかし、そこには職場仲間との議論の場がふんだんに存在しました。そして、仲間を理解しあい、成果をともに喜びあう場面が生まれたのです。現在は、目に見える成果のみが重要視され、このような無駄と思えることには極力エネルギーを割かない傾向にありますが、私は無駄と思える触れ合いも教育にはおおいに必要な活動だと考えています。多くの学生が無駄な話をしに研究室を訪れてくれることを望んでいます。
- 専門分野
- 脳神経系理学療法、補装具学
橋本研究室
橋本 眞明教授
- 主な研究と活動
-
健康ではつらつと日常生活を過ごせるよう、からだの中にはその状態を一定範囲に保つようなメカニズムがあります。自律機能と呼ばれるそのメカニズムが研究の対象です。中でも、「体温」は重要なキーワード。温度は体内のすべての機能に影響します。機能の基礎である分子同士の反応に温度依存性があるからです。 現在、進行中の研究テーマは次の2つ。
- 1)
- 低体温療法や移植臓器の保存などに応用される極低体温下の生理機能―「冬眠」のメカニズム。
秋に体重を2~3倍にも増加して飲まず食わず数ヶ月の越冬。その間、眠り続けているわけではありません。眠りの長さは動物種により様々ですが、数日間~数週間眠り、目覚めて1日ほど活動した後、また眠りに入る。これを冬の間中続けます。冬眠中の動物の体温は氷点付近。活動中は37℃付近。この大きな体温変動を何の障害も残さずに可能にするメカニズムが明らかになれば、「ヒトも冬眠可能か?」に答えるヒントを与えてくれるかもしれません。
- 2)
- 二酸化炭素CO2(地球温暖化の元凶??)の生理作用―人工炭酸泉浴の生理作用。
CO2は人間や動物が生きている限り排出し続けるガスです。足や手の先端で生じたCO2も、肺から上手に排出されるよう循環・呼吸のメカニズムが働いています。体内にこのガスが貯まりすぎると血液を酸性化し、好ましくない反応を引き起こします。ところが一方、運動中でもないのに深呼吸をくりかえすと、頭がクラクラしたり、指先がビリビリするような感覚を経験するでしょう。これは、必要以上にCO2をはき出し過ぎて起こる現象です。つまり、カラダの中にはある量のCO2が貯まっていることが重要なのです。このように、人とは付き合いの深いCO2、工場からも大量に排泄されるこのガスを健康・福祉目的に再利用しようという研究です。CO2を大量に含んだ温泉につかると、水温は低くても(32~35℃)温かいと感じ、皮膚が赤くなり、皮膚の血流が増えるので、皮膚の血流改善目的での使用も広がっています。
- 専門分野
- 生理学、環境生理学、自立機能の生理学、温熱生理学
前島研究室
前島 洋教授
- 主な研究と活動
-
運動機能障害を対象とする理学療法、とりわけ運動療法が他の医療行為と大きく異なる点は、対象者が自らの身体を動かし制御すること、即ち、繰り返し自身の頭と体に働きかけることを通して、機能の回復を図るという運動学習に基づいていることです。この学習プロセスの中で中枢神経系から末梢効果器に至る神経系の様々なレベルにおいて可塑的変化が促されます。これまで、このことを念頭におきながら、臨床およびその背景となる研究に携わってきました。臨床的研究として姿勢制御を中心に中枢神経系疾患および高齢者を対象とする運動介入効果について電気生理学的・運動力学的研究を進めてきました。更にその効果の還元的な要因として、運動とその環境が中枢神経系シナプス可塑性に与える影響、特に神経受容体を取り巻く機能修飾とその意義について基礎研究を続けています。理学療法における臨床の背景として存在する、神経科学的変化とは何かを一つ一つ解明していくことが課題です。
- 専門分野
- 基礎理学療法学、神経科学
真先研究室
真先 敏弘教授
- 主な研究と活動
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神経科学・神経内科学の分野で脳神経系の分子・細胞生物学的研究に取り組むとともに神経内科医として臨床の現場でも活動を続けています。本学赴任前の6年間は幹細胞の基礎的研究に興味を持ち、米国ロックフェラー大学と英国エジンバラ大学において細胞の分化過程のgenetic reprogrammingや幹細胞を用いた神経・筋疾患の再生治療をテーマとした研究に取り組みました。
理学療法学と神経科学・神経内科学は切っても切れない間柄です。実際に理学療法の対象となるあらゆる運動障害は中枢神経系や末梢神経系の障害に由来するものです。特に近年における神経科学の発展にはめざましいものがあり、この神経科学の進歩が今後、理学療法学という学問の進歩に大きく影響していく可能性があります。授業では現役の神経内科医であると同時に神経科学の先端的進歩を視野に入れた基礎研究者の立場から、理学療法学と密接に関わる学問としての神経内科学を伝えていきたいと思います。
- 専門分野
- 神経内科学、神経科学
高田研究室
高田 治実教授
- 主な研究と活動
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リハビリテーションでは、障害された運動機能を改善するために運動療法を中心とした治療的アプローチが行われます。しかし、痛み、筋緊張異常、痺れおよび麻痺などの阻害因子(症状)があれば、運動療法の効果が著しく低下します。私は、30数年間それらの阻害因子を改善し、運動療法の効果を高める理想的な運動療法の研究をしてきました。約10年前に有志とともに研究会を設立し研究を重ねた結果、上記の阻害因子を即時的かつ顕著に改善する治療的アプローチ(マイオチューニングアプローチ)を構築してきました。
現在、マイオチューニングアプローチ(MTA)研究会を設立し、全国の理学療法士・作業療法士を対象として研修会や学会などで普及活動を行っています。
運動療法の阻害因子を改善することは、理学療法士にとって非常に重要なことです。特に、痛みは患者さんだけでなく学生さんや家族にとって身近な症状であり、日常生活動作に支障をきたす原因になります。身近な症状を通して、理学療法士としてのスキル向上を図る方法を一緒に考え、学びましょう。
- 専門分野
- 義肢装具学、運動療法学、痛み・痺れ・筋緊張異常・麻痺に対する治療的アプローチ
高木研究室
高木 喜樹教授
- 主な研究と活動
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- ダイヤモンドと環境問題の密接な関係
- ダイヤモンドが環境問題に貢献している、というと驚かれるかもしれません。その硬さは皆さんご存じのはずですが、実はダイヤモンドは熱をもっともよく伝える物質でもあるのです。今、この性質を利用して、環境問題への貢献が期待されています。例えば携帯電話の無人中継基地で、装置から発生する熱を効率的に排出する(ヒートシンク)としての利用が検討されています。私はダイヤモンド薄膜の研究などを通じ、環境問題に取り組んでいます。
- 専門分野
- 環境物理
眞鍋研究室
眞鍋 克博准教授
- 主な研究と活動
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ライフという言葉には、生命・生活・人生という実に幅の広い意味があります。生命(いのち)の救済それでだけで許されたメディカルケア時代から健康的な生活を求めるヘルスケアの時代へ、そして今や生命および生活、さらには人生の送り方をも視野に入れたQOLの高いケアの在り方が問われるライフケアの時代を迎えようとしています。リハビリテーションの理念である全人的復権の思想に基づき、高齢社会におけるライフケアの在り方について、患者・利用者中心主義を視座に、障害を持つ人とその人を取り囲む環境の両側面から生活機能の自立支援をキーワードに研究を行っています。
- 専門分野
- 老年学、加齢障害学、地域リハビリテーション学、ライフケア学、死生学、
大日向研究室
大日向 浩准教授
- 主な研究と活動
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本校千住キャンパスでの共通科目の基礎科目である「生物学Ⅰ・Ⅱ」を担当しています。
生物学は全生物を対象にして、生命現象の普遍性と多様性を理解することを目的とします。細胞内の分子、細胞、組織・器官、個体、個体群、生態系(生物と環境)などの空間的スケール、代謝反応から個体発生、個体群や生態系の変化、さらには進化へと扱う時間的スケールの中で、生理・形態・発生・行動・遺伝・生態・系統分類・進化など多様な側面から生命活動を極める学問です。それらエッセンスをどのように学生に伝えるか、教える側の選択範囲は非常に広いのですが、生物学の教育では、生命の精巧さや精緻さを通して命の尊さを知ること、そして、自分が生きて存在することへの喜びを見出すことが大切な「教養」テーマと考えます。
各学部それぞれの専門科目へのスムーズな橋渡しができるように、学生たちの実状と専門と要望に最大限考慮しつつ、基本的には、高校生物の履修の有無に関わらず、1) 生物としてのヒトの理解を深め、2) ヒトと自然や科学技術の関わりを理解させることを支援するような生物学の教育を行いたいと考えています。
- 専門分野
- 生物医学教育、生理学
江口研究室
江口 英範准教授
- 主な研究と活動
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関節モビライゼーションという言葉は、今でこそ理学療法士の治療手技として一般化しています。しかし、私が学生の頃は、まだアメリカから導入されたばかりの新しい治療法でした。幸にも私の恩師がその導入者の一人であったことから、学生時代よりその手技を学ぶことができました。それ以来臨床でもその手技を使い続けています。最近、やっとその本質がみえてきたかなと思えるようになりました。技術というものは、一朝一夕には習得できません。長年の経験の積み重ねの部分が大きく、その意味で皆さんに少しでもこの技術を伝えることができればと考えています。
- 専門分野
- 徒手的理学療法、中枢神経系理学療法、基礎系理学療法
菅沼研究室
菅沼 一男講師
- 主な研究と活動
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整形外科疾患(スポーツ障害を含む)は痛みを伴うことが多い。痛みは日常生活を困難とするばかりでなく精神的苦痛も伴い、代償運動や不動が原因で二次的な痛みを誘発することがある。
また、スポーツ障害の多くは痛みを抱えており、痛みにより十分なパフォーマンスが発揮できないばかりでなく他の部位への負担となる。
徒手的理学療法により痛みをコントロールすることは、日常生活機能の向上、スポーツのコンディショニングを行う上で有用である。
徒手的理学療法の効果について研究し日常生活の向上、スポーツ障害の予防に役立てたいと考える。
- 専門分野
- 徒手的理学療法、スポーツ障害
松葉研究室
松葉 潤治講師
- 主な研究と活動
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現在、医療の分野では、科学的根拠(evidence)が求められる流れとなっています。理学療法の分野も例外ではありません。社会から信頼されるには「理学療法は効果がある」といった科学的根拠が必要となります。科学的根拠を明確にすることで社会への貢献のみならず診療報酬の改定や理学療法士の雇用にも大きな影響を及ぼすと考えられます。医療統計学が提供する方法論、手法の活用が質の高い科学的根拠を得る必要条件であると確信しています。統計手法を用いて独立して行われた研究を要約・統合するメタアナリシス(meta-analysis)によってより信頼性が高い結果を求め、質の高い理学療法構築の一助となり得ます。さらには多変量解析を用いた予後予測モデルの確立やデータマイニング(data mining)手法を用いた探索型の研究デザインは理学療法分野において大きな可能性を秘めているのでは、と感じています。今後は、以上の方向性で研究を進めていきたいと考えます。
- 専門分野
- 医学統計学、多次元データ解析
豊田研究室
豊田 輝講師
- 主な研究と活動
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リハビリテーションにおいて対象者の多くは、障害を有するまでの歩行や日常生活動作とは違う方法による動作を再獲得する必要性がある。この動作再獲得のための練習は、新たな運動学習として捉えられる。この運動学習は、リハビリテーション医療の代表的な治療手段である訓練(training)や練習(exercise)を構成する大部分であることは言うまでもない.その中においても、重要なのが「無誤学習」である。この無誤学習とは、まったく誤ることなしに学習が進むわけではなく、誤った後、すぐに修正が可能であり相対的に誤りが少ない学習過程のことをいう。 これまでこの「無誤学習過程創出」をキーワードとして、大腿切断者に対する無誤学習過程の創出、大腿切断者プログラムの効果判定、などについて研究報告・発表してきた。
(10th International Congress of the ACPT、Journal of Physical Therapy Science 、 vol21 no.1、第42・43回日本理学療法学術学会、第60回日本交通医学学会など)
- 専門分野
- 義肢装具学、行動分析学
宮本研究室
宮本 亘講師
- 主な研究と活動
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足関節と足部外科の診療および手術を専門的に行っております。
スポーツ障害の中で最も頻度の高い障害は足関節捻挫と言われておりますが、捻挫と言っても軽傷から重症まで様々あります。受傷後、きちんとした治療を受ければ70~75%は治りますが、放置したり不適切な治療を受けると慢性化したいわゆる"捻挫癖のついた足関節"となり、その後のスポーツ活動に支障をきたしてしまいます。そのような症例に対して靱帯縫合もしくは再建術を行っております。
また、捻挫を繰り返すと足関節の軟骨が傷んで最終的には剥がれてしまします。
軟骨は一度傷ついたら治らないと言われていますが、そのような症例に対しては骨盤から骨を一部取ってきて移植する自家海綿骨柱移植を現在行っております。
研究テーマとしては、足関節靱帯損傷に対する術式は可能な限り縫合術がよいのかそれとも靱帯再建術がよいのかを、傷ついた靱帯の組織像と関節鏡所見さらにはMagnetic Resonance Imagingでの所見を組み合わせて研究しております。
また、ランナーに多い難治性アキレス腱付着部障害に対する自家骨付き膝蓋腱移植術に対する研究や、足関節捻挫後の遺残性疼痛の原因に関する研究も行っております。
- 専門分野
- 整形外科学
芹田研究室
芹田 透講師
- 主な研究と活動
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理学療法士は技術者です。臨床の現場では,疾病や障害を持つ方々が,高度な専門知識と治療技術を身につけた理学療法士を必要としています。
人を治したり,援助することができる技量を身につけるには,当然,たくさんの事を学び,トレーニングをする必要があります。
当学科では,多くの人々の要求に応えることができるような知識と技術を備えた理学療法士の育成を目指しています。
- 専門分野
- 臨床解剖学・徒手療法・地域リハビリテーション























