【自然環境学科】今年も小笠原実習を実施しました!
2024/03/19
自然環境学科の「世界自然遺産実習」の元祖となる実習です。
今年も2月25日〜の5泊6日で行われ、
受講生49名、引率学生2名、そして教員2名が参加しました。
東京湾内では船の揺れにゆっくり体を慣らしつつゴミや海鳥の目視調査を実施しました。
例年にない大しけに見舞われ、太平洋上にでは目視調査ができませんでしたが、
翌朝、1時間遅延で、父島・二見港に到着しました。
実習プログラムでは
・エコツーリズムとは何かをレクチャーとミニ体験で学び
・陸上からのクジラの調査をどのように行っているか
・外洋島に流れ着くゴミはどのような物があるのか
・ノネコによって失われた自然をどう取り戻そうとしているのか
などを実体験を通して体得することができたと思います。
自由時間には釣りをしたり、ナイトツアーに参加したり、
シーカヤックや体験ダイビングを経験した学生もいました。
帰りの船も残念なことに東京湾に戻るまで大きく揺れましたが、
レベルアップした学生たちは、船酔いにも強くなっていたようでした。
北風が強く珍しく寒かったり、アホウドリ類を観れなかったり、
例年に比べ天候に恵まれたとは言えませんが、
今年も様々な学びや楽しみを得られた実習となりました。
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現地のベテランガイドによるエコツーリズムに関するレクチャーの受講風景
釣浜で行ったビーチクリーニングで集めたゴミと。海ではザトウクジラがときどき噴気をあげるなか、プラスチックごみを中心に大量のゴミが流れ着いていることを体感。種類別に計数したデータをもとに考察を深めました。
ガイドが同行しないと立ち入れない原生林が残るエリア・岩山へ。
各自で申し込んだナイトツーでは、こんな満点の星空も。提供:冨田マスオ氏
北西の強い風に悩まされましたが、風が収まるのを待てばこんな素敵な海が。クジラの噴気、見つけられますか?
ザトウクジラの観察。個体数を計数する実習では、10群を越えるクジラを発見した学生も。ウォッチングボートの操船やクジラとの距離なども実際に観察ができました。