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【プレスリリース】アニマルサイエンス学科 青木かがり准教授所属研究グループの共同研究について

2023/12/01

 この度、帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科所属の「青木 かがり 准教授」と神戸大学大学院海事科学研究科の岩田高志助教、東京大学大気海洋研究所の佐藤克文教授らの研究グループは、ザトウクジラが漁船周りで拾い食いをしていたことを発見しました。
 本研究はクジラの餌取り行動の柔軟性を示すと同時に、クジラと漁業活動の相互作用に関する危険性について警鐘を鳴らしています。
 
 本研究発表では、ザトウクジラの拾い食いにはロープや網などの漁具にクジラが絡まる可能性を含んでいることから、クジラと漁業者の双方にとってリスクのあるものであることが説明されており、拾い食いは避けるべき事象であることが分かります。人間活動は、様々な場面においてクジラを含む多くの海洋動物に影響を与えていることから、今後も海洋動物の生態の解明に取り組んでいくことで、海洋動物とわたしたち人間が共存する世界の実現に一翼を担うことが期待されます。
 
 本研究成果は、11月8日に動物行動学系の雑誌「Ethology」に掲載されました。 


プレスリリース全文はこちらからご確認ください。

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