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お知らせ

神経リハビリ研究会:中間発表会の様子です。

2012/08/19

理学療法学科では、各学年で有志の勉強会が行われています。


その一つに、理学療法学科の萩原先生を中心とした「神経リハビリ研究会」があります。

現在の主なメンバーは理学療法学科の3,4年生作業療法学科の3年生です。

リハビリテーションの分野では、脳の損傷により様々な症状を呈した方も多く対象となるため、

脳を含めた中枢神経系の勉強も重要となります。


研究会の主な活動内容は、

脳に関する文献を読む勉強会を定期的に行うこと、

自分で興味のあるテーマを選択し通年でまとめて発表すること、

などがあります。


今回は、先日行われた研究会の中間発表会の様子をお伝えします。

4年生を中心に、テーマを決め通年で内容をまとめ、年度末に発表するものです。

今年は、

「筋萎縮・筋肥大の分子メカニズム」

「 半側空間無視の脳科学と臨床」

「痛みの脳科学と臨床」

「小脳の内部モデルについて」
「ほめることについての検討-リハビリテーションに及ぼす影響について」

「運動とパフォーマンス-メタ認知が運動制御・学習にどのような影響を与えるか」

「認知運動療法の検討-認知過程の活性化と身体機能回復のメカニズム」

など、多岐にわたって興味深いテーマが並びました。

 

発表会の様子です。

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質疑応答では参加した先生方から厳しい指摘もあり、年度末の発表に向けて皆さん改めて気合いを入れていました。

 

今回は理学療法学科の卒業生も参加し、それぞれ臨床で得たテーマに基づいて発表してくれました。

国立精神・神経医療研究センターで働く勝田先生と、北原リハビリテーション病院で働く井上先生です。

それぞれ、

「当院でのパーキンソン病に対する理学療法の経験」

「右被殻出血で重度の左片麻痺と感覚障害を呈した症例」

という臨床的な内容で、参加した3年生と4年生にも大きな刺激になったようです。

卒業生が大学に戻ってくる場としても、研究会は貴重な役割を果たしています。
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