TEIKAジャーナル

【医療福祉学科】日本の精神科医療の歴史を学びました(日本精神医学資料館)

2022/12/16

精神保健福祉士を目指す三木ゼミ(3年)では、日本の精神科医療の歴史を学ぶために日本精神医学資料館に行ってきました。世田谷区にある都立松沢病院の旧本館が、現在は資料館になっています。
松沢病院は、日本で最も古く明治時代に開設され(当時は巣鴨にあり、移転してきました)、最も病床数が多く、そして多機能(最近では精神疾患のある患者さんのコロナ治療の最前線でもありました)な精神科病院です。
まず、担当の職員さんと映像により、松沢病院の入院治療の歴史の講義からスタートしました。
その後、館内を巡り明治時代から現在までの歴史的資料や精神科医療で使われていた治療具などを学びました。
また、学生一人一人が保護室(自傷他害や興奮時に安全を守るため、外部の刺激を遮断し自分からは出られない部屋)に入り、患者さんの気持ちに思いをはせました。ドアの窓から手を伸ばしても外のドアノブが開けられない構造になっているのには、複雑な気持ちにもなったようです。
現代では考えられない治療方法を目の当たりにし、改めて精神科医療と人権について考える機会となりました。
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