TEIKAジャーナル

【★東京柔道整復学科(2年生)★】第46回タートルマラソン救護

2017/10/20

<概要>
10月15日 (日)に荒川河川敷にて『第46回タートルマラソン国際大会兼第20回記念バリアフリータートルマラソン大会』が開催されました。
 
救急医療(2年)を選択した学生一同は、救護係としてこの大会をサポートしました。
 
私たちは①「受付・情報収集係」と②「搬送係」の2つの役割を担当しました。
 
①「受付・情報収集係」は、コース上にいる監視員からの通報を受け、救護ブース内のドクターに症状を伝えると同時に、傷病者の対応方法を通報者に伝える係です。
②「搬送係」は傷病者をコース上から救護ブース内に搬送の補助を行う係です。
 
<当日の様子>
当日の天気は1日中雨が降っていたことに加え、1日の平均気温が14℃と、この時期にしては気温が低く、開始前から低体温症※1を懸念しました。
ところが始まってみると、快調に走るランナーの方たちが多く、予想していたよりもはるかに少ない人数(3名)でした。
また、マラソン中に何人か足や腰の痛みを訴えてきた方もいましたが、緊急搬送(救急車)対応は1つもありませんでした。
 
<考察・感想>
今回、低体温症が見られたのは、気温が低いことに加え雨で身体が冷やされると同時に、
ランニングによる風で体内の熱産生では間に合わないほど冷やされてしまったからと考えました。
また、発生した3件はスタート兼ゴール地点から1km付近で発生しており、走り始めの身体が温まっていないとき、走り終わりの身体が冷えきっているときに発症していました。
今回、緊急搬送がなかったことに関しては、ランナーにとっては走りやすい気象条件になったことや、
ランナーの方々が体調の自己管理をしっかりとできていたのではないかと考えました。
 
普段、このような大きなイベントでの救護活動の機会は数少ないため、今回は貴重な体験をさせて頂きました。
日本タートル協会理事の佐藤様をはじめとする多くの関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
 
※1低体温症とは・・・単に平熱が低い状態(低体温)とは異なり、深部の体温が35℃以下に低下した状態を指す。
 

(報告:東京柔道整復学科 第2学年 髙橋大騎)
 
TOP