TEIKAジャーナル

【★東京柔道整復学科 アスレティックトレーナー課程】U-19ラグビー日本代表TIDキャンプに参加させていただきました

2018/09/20

 9月の7日、8日、9日にU-19ラグビー日本代表TIDキャンプに参加させていただきました。「TID」とは有望な人材を発掘・育成するプロジェクト。
「TID(TalentIDentification=人材発掘・育成)ユースキャンプ」の略称です。
 
 現在U-19日本代表では、東京柔道整復学科の大石徹先生がヘッドアスレティックトレーナーとして活躍されています。第二回となる今回は39名の選手が参加しました。
 
 コンディショニングチェックの方法は主に体重計測です。朝、練習前、練習後、夜と測り変化を見ます。この短いスパンでの体重の変化は筋量や脂肪ではなく主に水分です。体重が減少しているということはその減少した分の水分が体内から失われているということになります。体内の水分が減少すると血液の粘性が増して心臓に負荷がかかってしまったり、筋肉の柔軟性がなくなったりします。すると筋痙攣や熱中症になりやすくなります。今回のキャンプ地である東京都府中市の練習場は非常に暑く、練習中は選手の顔色を伺い、給水や身体に水をかけるよう促したりして対策しました。
 
 アスレティックトレーナーは何でもかんでも選手にしてあげることが仕事ではありません。体重計測やリカバリーで選手自身がトレーナーに言われなくとも自身でコンディションを維持できるように教育し、トレーニング以外でも競技力を向上することができるということを教えることが大切になります。その為、練習以外の移動時間や宿舎などで選手達とコミュニケーションをとり、以上の事を意識させることも大切な仕事です。
 
 今回初めてナショナルチームのサポートをさせていただきました。クラブチームと違い各チームから選手を預かり成り立つチームなので、選手の怪我や体調管理に関しての情報を所属チームに通達する作業など新鮮な体験もしました。しかし、トレーナーとしての基本である周りを見て状況判断をする事や気配りなどはどのチーム、どのカテゴリーに行っても変わらないと知りました。よって毎回の実習で気を付けている状況判断などは普段から意識し、培っていかなければならないと知りました。
 
 今回、このような大変すばらしく貴重な機会を下さった日本ラグビーフットボール協会の薬師寺監督をはじめとするスタッフ、コーチの皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
TOP