TEIKAジャーナル

【★東京柔道整復学科★】 地域連携活動報告

2019/10/07

去る10月5日、晴天かつ、秋とは思えない暑さの中、地域連携活動の一環として、春日部市立庄和第1保育所の運動会において、当学科3年生2名とともに救護ボランティアをさせていただきました。0歳児クラスから5歳児クラスまでの元気な子どもたちが、青空の下、一生懸命に走り、踊り、笑って、泣いて、保護者の方と一体となって盛り上がる素晴らしい運動会でした。

当日は保育所長の梶野先生のご厚意で、園児テントの一角にブースをいただき、子供たちの競技、演技を見守らせていただきました。気温が高く、熱中症が心配されましたが、先生方の適切な誘導と水分補給で、子どもたちは最後まで元気よく頑張っていました。麦茶による水分補給のお手伝いをさせていただきましたが、子供たちの「ありがとう」「いってきます」「タッチ!」などの言葉と行動に、こちらも元気をいただきました。終盤のプログラムで転倒する子もいましたが、大事にいたらず、大きなケガもなく、無事に終了しました。

「救護」というと、どうしてもケガの処置ばかりに焦点がおかれてしまいがちですが、それは「いざという時」のための備えであって、無事に終わることほど素晴らしい救護はないと思います。同行した学生たちも、ケガの処置以上に、子どもたちとのコミュニケーションや、適切な水分補給、細部まで気配りされた安全管理など、多くのことを学ぶことができました。また、子供たちの身体や行動を観察し、大人との違いから「もっとこういうものを用意していった方が良い」など、対象年齢の違いによる準備の必要性を学ぶことができました。
こうした現場での学びと、机上の学びが結びついて、自分の力になっていくことを実感してくれたことは、教員としても嬉しい限りです。
 
最後になりますが、このような活動を許可いただきました杉山学科長をはじめとする大学関係者の皆様に感謝申し上げます。そして、快く受け入れてくださいました、梶野所長先生をはじめとする春日部市立庄和第1保育所の先生方と、笑顔と元気をくれた子どもたちに深謝申し上げます。
 
東京柔道整復学科 教員 小黒正幸
 
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