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【こども学科】 足立区立小学校で生活科の授業支援実践

2017/07/20

7月8日初等教育実践演習「足立区立小学校で生活科の授業支援実践です!!」
 
今日7月8日は、前期最後の「生活科授業支援」でした。支援に出向したのは、花畑小学校と亀田小学校です。教員、学生そして動物たちも二手に分かれての支援実践です。この日にそなえ、学内で2週にわたりオリエンテーションを実施しました。これまでにできていたところの評価、そして、今回の実践に備え、目標を伝えます。今回の目標は「こどもの向学心、好奇心そして集中力を引き出すような働きかけをすること」です。4月、5月、6月の実践では「この支援は、生活科の授業だ」ということを意識してなのか、子どもたちに対する働きかけが少ない印象がありました。「もっとコミュニケーションをとっていいのに。」遠慮と配慮は違います。子ども達が「動物とのふれあい」を楽しみにしているのは勿論のことですが、同様に大学生との交流も楽しみにしています。「子どもの体験活動の妨げにならないコミュニケーションの取り方」をいくつかレクチャーしました。要点は「声掛けのタイミング」です。
さて、4時30分に上野原キャンパスを出発、途中、千住キャンパスに立ち寄り、企画書を片手に学生といっしょになって、動物と体験ブース展開に必要な資材一式を亀田小学校と花畑小学校に振り分けます。亀田小学校は135名の児童を対象に「ハムスター・スナネズミ・犬・ウズラ・爬虫類」について学ぶ他「哺乳動物の頭骨」を使用します。そして花畑小学校は65名の児童を対象に「ハムスター・スナネズミ・モルモット・ウズラ・カイコ」について学ぶ他「哺乳動物の頭骨」を使用します。児童数が約2倍も違うほか、学ぶ内容も少し異なっています。教材が揃わなければ勉強になりません。間違いがないか何度も確認します。
千住キャンパスに集合予定の学生を待って、7時10分すぎに二手に分かれ出発です。この記事を書いている本人の担当は花畑小学校でした。7時30分には小学校に到着です。早めに小学校入りをするのは、子どもの登校時間のピークを避けるためです。さっそく、手分けして体育館にブース設営です。8時、現地集合の学生が到着。全員で「ブース回り」をして、今日の授業支援内容について最後の点検です。8時25分になりました。もう子ども達が体育館前に整列しています。8時30分から「始めの会」の予定だったので、担任の先生たちは余裕をみて教室から移動してくださいました
始めの会では、「動物の前では静かにすること・動物にはやさしくふれること・大学生のいうことをよく聴くこと」この「3つのお約束」を伝えます。引率役のこども学科1年生に連れられ、いよいよ動物ふれあいです。子どもたちの顔が期待で輝いています。全体が6班に分かれ、いつものように前半に3ブース、休憩をはさんで後半に3ブースの「ふれあい動物教室」です。学生の様子を見ていると、課題として提示した「こどもの向学心、好奇心そして集中力を引き出すような働きかけ」に心がけていました。その甲斐もあって、より充実した活動になったようです。小学校の先生からも「とてもよい授業になりました。」と好評でした。
 
 
爬虫類花畑小学校は67名モルモット、ハムスター、スナネズミ、ウズラ、かいこ月に入学して、2ヵ月が経過しました。こども学科の1年生は、ここのところ毎週のように小学校の教育現場で授業参観を繰り返しています。今日は、足立区立小学校で生活科の授業支援実践(ふれあい動物教室)です。動物介在教育研究部の先輩達を見習いながらの活動です。先輩たちは年間50回を超える実践で鍛えられています。実践で培った先輩たちの技能は、こども学科1年生学生のとてもよい見本です。この先輩達とブース担当や、保護者対応を担当してもらいました。ただ、今日の班付き(子どもたちの引率係)は、こども学科の1年生だけで担当してもらいます。まだ入学して2ヵ月ですが、子どもの相手は、こども文化教育演習や動物・ロボット介在教育演習で、経験済みです。十分やれるはずです。
8時、小学校に到着、現地集合の学生と合流します。早速、手分けして体育館に動物とブース設営のための物品を搬入します。そして、手分けしてブース設営です。10分足らずで終了しました。まだ開始まで時間の余裕があるので、ブースごとに丁寧に事前の打ち合わせをします。1年生は、ブース担当の先輩より、「子どもの分け方や並ばせ方」、「支援してほしい内容」等、細かく指示を受けます。この実践がスムーズにいく・いかないは、班付き学生がいかに上手に子ども達をコントロールできるか、にかかっています。みんな真剣に先輩の説明を聴きます。
ふれあい動物教室の開始時間になりました。子ども達がお行儀よく、体育館にやってきます。1学年全体を6班に分けます。班付きの学生は班ごとに分かれてステージ前に並び立ち子どもを誘導します。班ごとに引率の学生が紹介されます。
一通りの全体説明と、学生の紹介が終わり、いよいよブースごとに生活科授業支援が始まりです。子ども達は真剣に、集中を切らすことなく、学生の説明に聴き入っています。中休みをはさみ、2校時目が始まりました。ブース担当の1年生が子ども達に説明します。適宜、先輩の適切なフォローを受けながら、見習った通りに子ども達に説明を繰り返していきます。見る間に上達していくのが分かります。
そして、ご参観をお願いしたこども学科の山田先生から以下の感想をいただきました。
「本日のような実践を1年生から重ねれば、必ずや実践力と度胸がつくだろうなと実感しました。子どもを目の前にすれば動かざるを得ませんし、経験を通じて、各々達成感や「次回はこうしよう!」という動機付けを得ている様子がうかがえました。
そして頼もしいAAEの先輩達に、存分に刺激を受けてもらいたいと思いました。」
今日も充実した活動になりました。小学生を対象とした実践はまだ始まったばかりです。これからも上野原の大自然の中での環境教育支援など、色々な学修機会が待っています。
 
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