2013年度アニマルサイエンス学科海外実習は、米国ハワイ州オアフ島でおこなわれました。2013年9月2日に出発、9月10日に帰国という９日間の海外実習でした。千住キャンパスから学生18名、上野原キャンパスから24名の計42名、引率教員として小川家資先生と近藤保彦先生が引率で参加されました。今回は、希望者が多く、抽選によって参加者を決定しました。

視察場所は、「サービスドッグ」と「セラピードッグ」の育成と活動をおこなっているHawaii-Fi-Do、4年前に設立されたOahuSPCA（オアフ動物愛護団体）、オアフ島ジャングルツアーとマノア滝ツアー、オアフ島西海岸での野生のイルカ、ウミガメ、熱帯魚のウォッチング、歴史のあるHawaii Humane Society（ハワイ動物愛護団体）、マルヒア病院での動物介在活動の見学、米国赤十字犬猫救急処理プログラム受講と資格取得、ホノルル動物園、ビショップミュージアムでした。米国ハワイ州の1つの島、オアフ島でしたが、野生動物・植物、水生哺乳類、動物介在活動等幅広い分野にわたる見学、体験をした充実した海外実習でした。

ハワイ州オアフ島到着後の初日は、ワイキキ近郊を見学。現地のガイドさんからハワイの歴史、文化、そして日本のメディアでよくとりあがられる「この木なんの木気になる木」で有名な「大きな木」に触れました（金運にめぐまれるとのことでした）。

宿泊は、前半をハワイ大学マノア校の学生寮に、後半はワイキキビーチから３ブロックの位置にあるコンドミニアムに宿泊しました。

第2日目は、ワイキキから北へバスで移動。ノースショア近郊の「Hawaii-Fi-Do」という「サービスドッグ」と「セラピードック」の育成と活動を行っている組織を視察。施設というよりは、一般の家庭の広々とした庭で訓練用の広場とドッグランがあり日本では考えられない両者の育成と活動が行われていました。

「Hawaii-Fi-Do」視察後にOahuSPCA（オアフ動物愛護団体）を視察。4年前に設立された比較的新しい組織でしたが、「殺処分ゼロ」をスローガンとする動物保護団体。

第3日目と第4日目は、小グループにわかれて先史時代そのままの姿を維持しているジャングルツアーとマノア滝ツアー、そして今回の目玉でもある野生のイルカ、ウミガメ、熱帯魚をスノーケリングしながらみるイルカウオッチングでした。

第4日目の夕刻にワイキキでは歴史のあるHawaiian Humane Society（ハワイ動物愛護団体）を視察しました。ハワイ大学の学生寮から20分ほどのところに位置し、長い歴史がある施設でした。OahuSPCAとの大きな違いは、安楽死による殺処分も行うことでした。

第5日目午前中は、マルヒア病院動物介在活動を視察しました。残念ながら、患者さんのプライバシーの関係から写真はありませんが、患者さんは主に高齢者でした。動物の訪問をいつも楽しみにしている日系の高齢者が多く、日本からの学生ということで日本の歌を合唱するというハプニングもあり、患者さんたちが大変感激していました。

第5日目午後と第6日目の午前中は、米国赤十字犬猫救急処理プログラムの受講とホノルル動物園見学のグループに分かれて活動しました。前者は、この実習の大きな目的でもあった、資格取得でした。もちろん、受講後に筆記試験があり、学生諸君は緊張しましたが、無事全員合格しました。後者は、ワイキキビーチに面する広々とした動物園でした。

第6日目の午後は、全員でオワフ島では有名なビショップミュージアムを見学しました。

第7日目は、学生諸君の唯一の自由行動の日。ワイキキビーチで泳いだり、買い物を楽しんだり、イルカの水族館を見学したり、ワイキキ最後の日を満喫しました。その晩は、ワイキキビーチをながめながらのFarewell Party（打ち上げのパーテイ）を行いました。