TEIKAジャーナル

【作業療法学科】作業療法概論の授業 障害児者へ馬の活動を治療として用いる

2020/06/23

作業療法概論では、例年乗馬療法の授業を実施しています。

作業療法学科の石井です 
 動物介在療法について、みなさん聞かれたことがあると思います。日本だけではなく海外でも取り入れられています。
海外では特に馬を介在して行う治療(therapy)を乗馬療法(Hippotherapy)といって広まっています。
 
 乗馬療法は、特に脳性麻痺児や発達障害児としての自閉症スペクトラム障害、ADHD、学習障害など、お子さんへの支援が割合としては大変多くなっています。日本はアメリカから作業療法(Occupational therapy)が導入されましたが、そのアメリカでは、作業療法士数の30%とも50%ともいわれている人が、子どもの分野で活躍しています。日本では子どもの分野で働く作業療法士はまだ少なく 10%にも満たない状況で、今後、日本でも大変期待されている分野です。
 
 帝京科学大学の作業療法学科では日本でもいち早く乗馬療法に関する学習ができる環境を整えました。

 1年次には基本的な馬とのかかわりの授業があります。また、今年度入学生からは乗馬療法関連の専門科目を選択科目として開講します。
 写真は授業の様子です。馬に乗るだけではなく、馬のケアも学ぶことができます。

 動物を介在して障害のある人への支援、また障害がない人に対する心の安定、支援を学ぶことができます。

 これらを学びたい学生も入学してきています。
 
 皆さんも是非学習して取り組んでみてください。
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