TEIKAジャーナル

【作業療法学科】作業療法士の職域

2020/09/04

作業療法学科の石井孝弘です

改めて、作業療法士の仕事について考えてみました。
高校生が大学を選択する際に「どのような勉強ができるのか」「どのような資格が取れるのか」などがあると思いますが、資格取得は、その資格でどのような仕事ができるのかと関係してきます。
 作業療法士の資格を取得するとどのような仕事ができるのかについて皆さん考えたことはあると思います。
 イメージとしては、リハビリテーションの専門職、これは皆さん理解されていることと思います。では具体的な仕事についてはいかがでしょうか?

 作業療法士の職域はどのようなものでしょうか?

 以前カナダ人に「作業療法士をご存知ですか?」と質問したことがありました。その人は「一般企業にもいると思います」と答えてくれました。ちょっと驚きましたが、その反面日本では職業の分野で働く作業療法士はどのくらいいるのだろうと気になりました。

実は作業療法士の重要な仕事に職業関連活動における支援があります。
障害のある人が企業で、無理なく、無駄なく、効率よく働くことができるように支援することになります。
 一般企業では生産工学として、重要な視点です。
 このような分野で働くことができる作業療法士ですが、日本の作業療法士がこの分野で働く人はごく少数です。
 今までも作業療法士の仕事としてはあるのですが、改めて今後の職域として期待できる分野と思われます。

 私が40年以上前に学習した教科書です。懐かしい表紙です。
図はhttp://plaza.umin.ac.jp/~haruna/icf/icf_pt_vr.html から引用
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