作業療法学科 小橋講師が高次脳機能障害者の支援を行っています。
2012/07/18
作業療法学科 講師 小橋先生が毎月東京 羽村市の高次脳機能障害者とその家族の支援に入っています。
脳血管障害、いわゆる脳卒中。その後遺障害として、社会ではまだまだ理解されていないのが、
「高次脳機能障害」です。
よく知らている後遺障害は手足の麻痺などの運動機能障害です。
しかし、運動機能障害よりも時として、日常生活に影響を及ぼす高次機能障害。
たとえば、調理に焦点を当ててみると、
運動機能障害は、包丁が持てない、切ろうとする食材を固定できないなどです。
高次機能障害では、包丁そのものが、どのように使い道具なのかわからなくなってしまう、食材そのものが食べるものなのか、どのように調理するものなのかがわからなくなってしまうことです。
それ以外でも、自分の部屋がわからなくなってしまう。部屋までの行き方がわからなくなってしまう。何かを組み立てることができなくなってしまうなどがあります。
運動障害はその状態を見ればあわかるので理解してもらいやすいのですが、高次機能障害はなかなか理解してもらうことができません。
実は、この高次機能障害の治療も作業療法の専門領域です。