富士山での野外実習を行いました。
2013/10/02
2012年9月28日(土)に上野原キャンパスの2年生対象の野外実習「富士山北麓地域の自然環境の観察」を実施しました。
天候もよく,富士山ボランティアセンターでは,富士山北麓に生息する動植物や現在の富士山がかかえる環境問題について,富士山レンジャー(山梨県観光資源課)の方に説明して頂きました。富士山は,今年,UNESCOの世界自然遺産に登録されましたが,富士山特有の自然や環境問題も多く存在していることが解り,非常に得るものの多い講義でした。
午後には富士山5合目までバスで移動し,お中道の植生の観察を行いました。五合目は午前中のボランティアセンターでの晴天とは異なり,曇り空で霧がかかり寒かったです。スバルラインで登ることができる範囲でも山の気象条件は大きく変わることを実感するとともに,山の天候を侮ってはいけないと改めて思いました。
お中道では,同じ高度で遷移の進行が異なる植生を観察し,特有の厳しい自然の中で生きる植物達の環境に適応した姿形や,植生限界とよばれる,高度による樹木の生え際を実際に目でみることができ,非常に驚いたとともに,自然の力を感じることができました。
富士山ボランティアセンターにて、富士山レンジャーの方からお話を聞いています。とても分かりやすく、興味深い話で、みんな熱心に聞いておりました。
富士山ボランティアセンター前でのバスとの写真です。青空が広がっています。
富士山五合目お中道での写真です。植物もまばらになってきました。
富士山五合目駐車場です。これから帰ります。実習お疲れ様でした!