TEIKAジャーナル

第7回 「自信と過剰自信」 (2010.7)

2011/02/04

  • 学会に参加の際に撮影しました。
  • 学会に参加の際に撮影しました。
  • 3つある国際会議センターの会場
  • 3つある国際会議センターの会場

 6月2日~6月5日に、久しぶりに帰国し、中国北京に開催された第19回「国際児童青少年精神医学会(IACAPAP)」および第6回「アジア児童青少年精神医学会(ASCAPAP)」に参加してきました。

 自閉症を中心に発達障害を研究してきた私は、世界的なハイレベルにいまだ距離があることをしみじみと感じておりました。ただ一つ自信が持てた事は子どもへの対応です。

 私がこれまで思っていた「個別対応」と学会の先生が主張した「個性尊重」が一致したことです。子どもの個性を尊重し、力を引き出し、才能を発揮するのはどの国も一緒でしょう。これからも「自信」を持ってもっと頑張りたいと思っております。

 ハイレベルの学会についていくのが精いっぱいでしたが、その以前に学会会場探しがもっと大変でした。当日、大会のHPに従い、国際会議センターに向かいましたが、タクシーの運転手さんに国際会議センターが3つありますと言われました。「鳥の巣」に近いですと教えたら、3つの会場とも「鳥の巣」の隣にあると言われました。幸い言葉が通じるので、「鳥の巣」を囲んで一周まわり、やっと会場に辿り着きました。会場に着いたときに日本から一緒に行った先生たちが悠然と手を振れ、私を待っていました。言葉が通じないから不安なので、事前調べをしたそうです。人間は「過剰自信」であってはいけませんね。

せっかくの機会なので、少々変わった中華料理を紹介します。

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