TEIKAジャーナル

第63回「一期一会」(2012.4)

2012/04/20

   先日、本学こども学部こども学科の謝恩会に参加させていただき、感無量でした。4年前初めて授業を担当させていただいた時のことは、昨日のように浮かべてきました。初年度の募集で、入学してきた学生は少人数の14人でした。当時、「どうして保育士になりたいの?」と聞いても首をかけた学生を含む、見事な全員就職、しかも資格を活かした就職に達成しました。その上、全国保育士養成協議会の表彰状をいただき学生もいました。頼もしいです!若者の成長は計りきれませんね。

   4年間、あと言う間に過ぎていました。同じ分野の専門科目を教え、どの科目はよく教えられたかと言えませんが、どの科目も愛情いっぱいを込めて教えていたと言えます。こども学科という養成コースにおける大切な基本だと認識しております。学生にもそれが伝わったようで、別れの挨拶に「愛している」と言ってくれました。胸がいっぱいで涙が溢れ、「人を愛し、子どもを愛し、良い人生を歩んでほしい」とこもっていた言葉で願いを込めてお別れの言葉を唱えました。忘れられないひと時でした。今、振り返ってみれば一言いい忘れたのは「まず自分を愛する」ことであります。

   社会に出向かっている学生諸君に、人とのめぐり逢いの中自分と相手を大切し、「一期一会」の素晴らしさを心から味わってほしいのです。

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