TEIKAジャーナル

【理学療法学科】臨床実習に向けた取り組み(4年生)

2017/06/17

今回は4月より開始される臨床実習に向けた新4年生の春休み期間の様子をご報告いたします。

臨床実習」とは、理学療法士を目指す学生にとって国家試験と同様に乗り越えなければならない大きなハードルの一つです。

本学では4年生時における8週間の臨床実習が学生あたり2回(計16週間!)予定されています。

新4年生が臨床実習に向けて有志が定期的に集まり、朝練と称して午前8時より実技の練習に取り組んでいます。

彼らが取り組んでいる実技は「PNF」という特殊な治療コンセプトに基づき、腹部の筋や中殿筋と呼ばれる殿部から大腿骨に付着している筋肉の収縮活動を促通しています。
「PNF」とは、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation の略語で、1950年頃に神経生理学に基づいて研究・開発された治療手技です。

病院などの医療機関におけるリハビリテーションにも用いられていますが、近年では特にスポーツリハビリテーション領域における特殊な治療手技として注目されています。

直近では稀勢の里第72代横綱も理学療法士による「PNF」を日頃のトレーニングや、受傷後のリハビリテーションに取り入れていることが有名です。

新4年生の皆さん、朝早くからお疲れ様でした!
練習の成果が実際の臨床の場面で実ることを教員一同祈っています。
実習に向けて教員一同全力でサポートしていきたいと考えています。
文責 渡邊
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