TEIKAジャーナル

【作業療法学科】教員による発達支援教育現場での指導

2019/06/10

【作業療法学科】発達支援教育現場での指導

6月7日(金)に教授の大関先生(作業療法学科)が、出生数10万に対し約1名の頻度と報告されている先天性疾患の児童の評価・指導を支援学校で行ってきました。身体の問題とともに心理的な問題も大きく、また、言語理解も困難なためコミュニケーションが周囲と上手くとれずにいました。大関先生は、教員から一つ一つ困っていることを聞きながら、実際に観察評価をして、その言動が行われる意味や背景を解釈・考察して担当の先生に説明をしていきました。一般的に、学校の先生やご家族は、その児童の行為や言動などの状況理解はよくお分かりになっています(…が嫌い、…だと大声出すなど)が、その行動を起こす理由がはっきりしないことが多いようです。原因がはっきりしないのでは、対処法もあやふやになっていしまいます。
このように、作業療法士の仕事は、「夕焼けは赤いことは皆は知っています(現象)。でも、何ぜ赤くなるのか(原因・理由)は分からない?、どうしてなんでしょうか?」というような質問に答えていくような場面も多くあります。
 
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