TEIKAジャーナル

【作業療法学科】教員の一日

2020/07/07

作業療法学科の黒川です。
緊急事態宣言解除後、最近東京都でもコロナ感染者が徐々に増えてきて、第2波が怖い今日この頃、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?

さて、皆さんは『レザークラフト(革細工)』をしたことがありますか?
牛革などを材料としたアクティビティで、作業療法として治療場面でも用いられているアクティビティです。もちろん本学の授業(作業療法基礎技法学)でも行っています。
授業では、デザイン・裁断・スタンピング・染色・レーシングなど様々な工程と技法があり、作業療法では、この工程や技法を用いて身体障害や精神障害、老年期疾患など様々な人を対象に、個々の対象者の状態や治療的段階づけに活用します。
今回、私は不要不急の外出を避け、この革細工を自宅で行うことにしました。何を作成したのかというと…、普段愛用している鞄の持ち手を修理することにしました。
写真のように、お気に入りの鞄だったのですが、長年使っているため、持ち手の部分がすれて穴が開き始めてしまいました(涙)
ということで、修理することにしました。
作業療法の革細工による治療的要素として、運動面では、姿勢の保持や筋力、目と手の協調性や手の巧緻性などの改善があり、認知・精神面では、企画力や集中力、持続力や問題解決能力などを改善があります。
さて、完成しました‼ 我ながら、上手に修理することができました。
今回、愛用の鞄を修理していて感じたことがあります。修理に必要な材料を確認したり、買い物に行ったり、裁断したり…まるでお母さんのカレー作りと一緒なんだなぁと思いました。

『革細工』という作業と『カレー作り』という作業…似ていますねぇ~(^^)/
どうです皆さん、この意味、分かります???
 
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