TEIKAジャーナル

【医療福祉学科】「福祉専門演習」と地域の学び

2021/06/09

1年生では、大学生活と福祉との学びの導入として、3つの基礎演習科目が設定されています。「福祉専門演習」と、「基礎ゼミⅠ」、「基礎ゼミⅡ」がそれにあたります。
 そのうち、「福祉専門演習」については、地域についての基本的な学びと地域活動を行っています。まず、前半では、「足立学」・「千住学」として、大学がある足立区や千住地区について、どのような人たちが、どのような生活を送っているのかを学びながら、統計資料の収集や分析のしかた、地域についての基本的な考え方を身につけていきます。
 足立区がホームページで公開している統計情報を活用すると、足立区全体や千住地区の人口や高齢化率・少子化率がわかります。その際に、それを東京23区や東京都、全国平均の比較することは忘れてはいけません。また、それらの地域に外国人がどれくらい住んでいるかもわかります。これからのことから、地域における福祉や教育のニーズを推定します。
 これらの学修は、大学近くの商店街でのインタビューや地域活動を行う後半の演習につながっていきます。地域活動では大学の脇を流れる隅田川のスーパー堤防(写真)の清掃活動も行う予定です。
 それから、「千住学」ですが、ここでは、足立区の北千住だけではなく、荒川区の南千住についても学びます。北千住から国道4号線(日光街道)の千住大橋を越えると荒川区に入りますが、その大橋の近くには足立市場(写真)もあります。「千住学」では、大学近辺の地域形成の歴史を学ぶとともに、行政区域を越えて福祉の課題を考える授業を行っています。

トップページの写真は、
大学脇の隅田川のスーパー堤防です。
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