TEIKAジャーナル

【フィールドミュージアム OPEN AIR LAB】大学周辺の自然情報

2022/03/12

OPEN AIR LAB学芸員の松本です。

今回は、2月から3月にかけて繁殖・産卵を行う昆虫コブハサミムシを紹介します。
コブハサミムシは1月頃から活動が活発になり、2月中には交尾をして砂地の石の下などに産卵を行います。
繁殖を終えたオスはすぐに死んでしまいますが、メスは卵が孵化するまで外敵から卵を守ったり、カビなどの菌類がつかないよう舐めて清潔な状態を保ちます。また、最終的に生まれてきた子どもたちは、自分の母親を食べることで最初の栄養を得ることになります。
大学周辺では比較的簡単に観察ができますので、ぜひ探してみてください。


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