TEIKAジャーナル

【総合教育センター】小林亮太先生の研究成果が国際学術雑誌「Cardiology Journal」及びオンライン記事に掲載されました。

2024/09/19

本学の小林先生と奈良県立医科大学の根来先生は、健常若年男性を対象に4・4・8呼吸法が動脈壁の硬さ(スティフネス)や自律神経機能に及ぼす急性効果をクロスオーバーデザインで検討しました。その結果、「鼻からの吸気4秒→息止め4秒→鼻からの呼気8秒」のサイクルでゆっくり呼吸する4・4・8呼吸法を5分間実施30分後に全身性の動脈スティフネスの指標である上腕-足首間脈波伝播速度(baPWV)が有意に低下し、副交感神経活動を反映する心拍変動の高周波成分(HF)が有意に増加しました。研究者らは「本研究成果を安易に一般化はできない」とした上で「少なくとも健康な若年成人では4・4・8呼吸法が動脈スティフネスの改善に有効な可能性がある」として、今後の研究で詳しく検討する必要があると付言しています。本研究成果は、国際学術雑誌のCardiology Journal、医療情報サイトのメディカルトリビューン及び読売新聞の医療・健康・介護サイトのヨミドクターなどに掲載されました。

Cardiol J. 2024;31(3):418-426
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38348911/

医療情報サイト「メディカルトリビューン」
https://medical-tribune.co.jp/news/articles/?blogid=7&entryid=561772 

読売新聞の医療・健康・介護サイト「ヨミドクター」
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20240311-OYTET50023/ 
 
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