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教員詳細

古瀬 浩史 (ふるせ こうじ)

古瀬 浩史

役職:教授・学士

主な研究と活動

「インタープリテーション Interpretation」の単語を英和辞典でひくと、「翻訳」「通訳」などの意味が始めに出てきます。しかし、自然公園や環境教育などの分野では少し違う意味で使われています。自然公園では、自然の大切さや、地域の歴史や文化の特徴を伝える教育的なコミュニケーションのことをインタープリテーションとよんでいます。簡単に言い換えるなら「自然(地域)のメッセージを翻訳して伝えること」と言えるかもしれません。

インタープリテーションは、19世紀後半のアメリカの山岳ガイドに起源があると言われていますが、現在は国立公園を始めとして、エコツーリズム地域、動物園や植物園、都市型の環境学習施設、民間の自然学校など、市民が自然や社会について楽しみながら学ぶ、様々な場所や機会に広がっています。

私は長い間、インタープリテーションの計画、実践、指導者(インタープリター)養成などの実践を仕事にしてきました。

私の研究室では、これまであまり日本の大学で扱われることの多くなかった「インタープリテーション(Environmental Interpretation)」を主題とし、主に「環境教育」や「地域づくり」観点から、プログラムの開発、指導者養成、計画・評価の手法等について実践的な研究を行っていきたいと考えています。

キーワード インタープリテーション、環境教育、海洋教育、ESD、生物多様性保全、エコツーリズム
専門分野 インタープリテーション、環境教育
主な研究対象

教育プログラム、ネイチャーセンター、教育メディア、コミュニケーション

卒業年月
  • 1984年 3月 東邦大学 理学部 生物学科 卒業
主な著書
  • 国土交通省港湾局監修(2004)「海辺の達人になろう!」,(株)ウェイツ、16-27,52-55,80-83,116
  • 環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(2002).「体験的に学ぶ『サンゴ礁』ティーチャーズガイド」
  • 社団法人日本環境教育フォーラム(2002).「川や海などの水辺でできる自然体験アクティビティ集」(部分執筆)
  • 環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(2006).「始めようサンゴの島の環境学習『1・2・サンゴ』」
  • 宮崎県森林環境部(2005).「宮崎県森林環境教育プログラムティーチャーズガイド『感動体験宮崎の森』」vol.1
  • 環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(2007).「すぐできちゃう! サンゴの島の自然解説~観光業者のためのサンゴ礁自然解説ハンドブック.(分担執筆)
主な論文
  • 古瀬浩史・風呂田利夫(1985)東京湾奥部における付着動物の分布生態. 付着生物研究. 第5巻・第2号・1-6
  • 風呂田利夫・古瀬浩史(1988) 移入種イッカククモガニ Pyromaia tuberculata の日本沿岸における分布. 日本ベントス研究会誌,33/34・75-78
  • 古瀬浩史(1994)八丈の海と八丈ビジターセンターの自然教育活動. 海中公園情報 第104号・3-8
  • Ota, H.,Furuse,K, Yagishita,J.(1995) Colonizations of two exotic reptiles on Hachijojima island of the Izu group, Japan. 沖縄生物学会誌,33・55−59
  • 古瀬浩史・瀬能宏 他(1996) 魚類写真資料データベースに登録された水中写真に基づく八丈島産魚類目録. 神奈川自然誌資料,(17)49-62
  • 古瀬浩史(2002)海辺の環境教育フォーラムにみる海辺の自然体験活動. 港湾Vol.79
  • Senou,H., Shinohara,G., Furuse,K. 他(2002) Fishs of Hachijo-jima Island,Izu Islands Groups, Tokyo,Japan. 国立科学博物館専報(38)
  • 浪崎 直子、古瀬浩史他(2011) 海をフィールドにした市民調査の可能性 :「日本全国みんなでつくるサンゴマップ」プロジェクトの2年間の成果と展望、海の研究 20(1)・37-46
所属学会等
  • 環境教育学会
その他の活動
  • 一般社団法人葛西臨海・環境教育フォーラム 理事
  • NPO法人日本安全潜水教育協会 理事(副代表)
  • 日本インタープリテーション協会 代表代行
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