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教員詳細

加隈 良枝 (かくま よしえ)

加隈 良枝

役職:准教授・博士(農学)

主な研究と活動

犬と猫の行動学と、動物福祉・動物愛護に関する研究を行っています。犬や猫の行動に影響を及ぼす生理・遺伝・学習・飼育環境等の種々の要因に関して、行動観察や実験、面接調査やアンケート調査等の手法で調べています。現在は特に犬や猫の福祉(ストレスの行動学的・生理学的評価、適切な飼育環境、適正な譲渡システム、野良猫や地域猫の管理等)や、動物福祉の普及や動物愛護活動の在り方等を主な研究テーマとしています。人間と犬や猫が共に生活するうえで起きる問題行動、飼育放棄、ペットの受け入れの問題等のトラブルの現状を調べ分析するとともに、これらを減らすことに役立つよう、ペットの適切な選び方や飼い方の指導、問題行動カウンセリング等ができる人材の訓練教育にも力を入れています。

キーワード 動物福祉、飼育動物、 ペットの問題行動、人と動物の関係
専門分野 応用動物行動学、動物福祉学、人と動物の関係学
主な研究対象

ネコ、イヌ、人

主な研究課題
  • イヌおよびネコにおける行動特性の解析
  • ペットの問題行動とその修正法に関する研究
  • 動物福祉・動物愛護の理論と実践
  • 社会におけるペットとの共生に関する研究
  • 人と動物のかかわりが人と動物の双方にもたらす影響の解明
担当科目 動物福祉論、臨床動物行動学など
研究室番号 16-26
学位
  • 2002年 7月 博士(農学)(東京大学)
卒業年月
  • 1995年3月 東京農工大学農学部環境・資源学科卒業
  • 1997年3月 東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻修士課程修了
  • 1999年12月 イギリス・エジンバラ大学大学院応用動物行動学および動物福祉に関する修士課程修了
  • 2002年7月 東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻博士課程修了
学歴・経歴
  • 2002年 7月 東京大学大学院農学特定研究員
  • 2003年 6月 東京大学大学院農学生命科学研究科学術研究支援員
  • 2004年 10月 帝京科学大学アニマルサイエンス学科講師
  • 2013年 4月 帝京科学大学アニマルサイエンス学科准教授
主な著書
  • 臨床獣医行動学の最新情報.(分担訳) Houpt KAら編.武内ゆかり監訳.学窓社.77-89,105-122. (2004)
  • ドメスティック・キャット.(分担訳)Turner DC, Bateson P編.森裕司監修.チクサン出版社.pp341 (2006)
  • 動物福祉論―獣医学における動物福祉教育のためのシラバス.(CD-ROM教材)(分担訳)ブリストル大学編.WSPA. (2007)
  • 動物への配慮の科学.(分担訳)Appleby MC, Hughes BO編.佐藤衆介・森裕司監修.チクサン出版社.21-51 (2009)
  • 加隈良枝・武内ゆかり・森裕司.ネコ(行動のレパートリー,社会構造).動物行動図説.(分担執筆).朝倉書店.(2011)
  • 伴侶動物の問題行動.人間動物関係論.(分担執筆)松木洋一監修.101-110. 養賢堂 (2012)
  • 加隈良枝・荒田明香.問題行動と食事.ペット栄養管理学テキストブック.日本ペット栄養学会編.アドスリー.202-212.(2013)
  • 動物看護実践ハンドブック.(分担訳) Orpet H, Welsh P著.櫻井富士朗監訳.インターズー.127-159(2013)
  • 動物看護の基本となる概念.基礎動物看護学.(分担執筆) 全国動物保健看護系大学協会カリキュラム検討委員会編.インターズー.8-17.(2014)
  • 猫.伴侶動物学.動物飼養管理学.(分担執筆) 全国動物保健看護系大学協会カリキュラム検討委員会編.インターズー.14-21.(2014)
  • 動物虐待の現状と法規制.人と動物の関係学.全国動物保健看護系大学協会カリキュラム検討委員会編.(分担執筆).インターズー.74-81.(2014)
  • 動物福祉学.全国動物保健看護系大学協会カリキュラム検討委員会編.(分担執筆).インターズー.(2014)
  • 動物行動学.全国動物保健看護系大学協会カリキュラム検討委員会編.(分担執筆).インターズー.(2014)
  • 愛玩・伴侶動物の福祉.動物福祉の現在.(上野吉一・武田庄平編著.分担執筆)101-117. 農林統計出版.(2015)
主な論文
  • Kakuma, Y., Bradshaw, J. W. S.(2001) Effects of a feline facial pheromone analogue on stresss in shelter cats. Proceedings of the Third International Congress on Veterinary Behavioural Medicine 218-220.
  • Kakuma, Y., Takeuchi, Y., Mori, Y., Hart, B.L.(2003)Hormonal control of grooming behavior in domestic goats. Physiol Behav 78, 61-66.
  • Kakuma Y, Uchida K, Kariya K.(2005) High prevalence of feline aggression cases targeted towards people in Japan. Mills et al (eds.). Current Issued and Research in Veterinary Behavioral Medicine. Purdue University Press 14-17.
  • Kikusui T, Nakamura K, Kakuma Y, Mori Y. (2006) Early weaning augments neuroendocrine stress responses in mice.Behav Brain Res 175(1): 96-103
  • Kakuma Y, Ichimaru T, Yonezawa T, Momozawa Y, Hashizume C, Iwata E, Kikusui T, Takeuchi Y, Ohkura S, Okamura H, Mori Y. (2007) Androgen induces production of male effect pheromone in female goats. J Reprod Dev. 53(4):829-34.
  • Houpt KA, Goodwin D, Uchida Y, Baranyiová E, Fatjó J, Kakuma Y. (2007) Proceedings of a workshop to identify dog welfare issues in the US, Japan, Czech Republic, Spain and the UK. Appl Anim Behav Sci. 106(4): 221-233.
  • Onodera N, Uchida K, Kakuma Y. (2014) Association between characteristics of cats and satisfaction of owners who adopted cats from an animal hospital in Japan. J Vet Med Sci 76(5),729-733.
  • 加隈良枝.猫のアップデートな話題:猫の問題行動.InfoVETS 8(10):4-8 (2005)
  • 高橋理恵,加隈良枝.東京近郊の家庭犬における問題行動の実態調査.JVM 60(2): 34-40 (2007)
  • 加隈良枝.猫の問題行動.CLINIC NOTE Nov: 40: 34-40 (2008)
  • 加隈良枝.獣医学における家畜福祉教育.畜産の研究 62(1): 142-146 (2008)
  • 加隈良枝.猫とのファーストコンタクト.CLINIC NOTE Jun:40: 34-40 (2009)
  • 加隈良枝.ペット販売:欧米の事情について.ヒトと動物の関係学会誌 32:22-27 (2012)
所属学会等
  • 応用動物行動学会(編集委員)
  • ヒトと動物の関係学会(評議員)
  • 日本獣医学会
  • 日本動物看護学会
  • ペット栄養学会
  • International Society for Anthrozoology
主な学会発表
  • 1) Hanada A, Shimizu A, Kubota H, Sega N, Kitazawa M, Kakuma Y.Comparison of the stress level of cats kept at cat café’s and at home using urinary cortisol. In: Proc. 49th Congress of the International Society for Applied Ethology. Sapporo, Japan. September 135 (2015)
  • 2) 神尾瞳,柳澤綾,加隈良枝.避妊・去勢手術に対する飼い主の意識調査.第9回日本獣医内科学アカデミー学術大会抄録集:1:117.(東京 2013年2月)
  • 3) 北澤実果,上野舞子,加隈良枝.ケージサイズの違いによる猫の行動とストレス反応の比較.日本家畜管理学会・応用動物行動学会2012年度春季合同研究発表会(名古屋 2012年3月)日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌48(1), 49.
  • 4) 伊藤美樹,川村和美,加隈良枝.動物病院での診察時における猫の行動と家庭での飼育状況との関連.日本獣医内科学アカデミー・日本獣医臨床病理学会2012年大会抄録集(東京 2012年2月):1:50. 
  • 5) Kakuma Y. Recent trends of relinquishment, euthanasia, and adoption of dogs and cats in Japan: the roles of national and local governments and legislation. In: Proc. 20th Annual Conference of International Society for Anthrozoology. Indianapolis, USA. August: 78 (2011)
  • 6) Kakuma Y, Kinoshita N. An experimental case study of two aggressive dogs: the effectiveness of a behavioral modification program using systematic desensitization and counter-conditioning. Journal of Veterinary Behavior. 2010:5(1):29.
講演
  • 1) 猫の行動学.教育講演「猫のクライアント向け教育に役立つ最新情報」平成27年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会(秋田 2016年2月)
  • 2) 動物の愛護及び管理に関する法律(動愛法)の改定と対応.シンポジウム「欧州化粧品指令と動物実験代替法の活用」第87回日本薬理学会年会(仙台 2014年3月)
  • 3) 8 週齢問題をめぐる議論の推移.獣医動物行動研究会「行動の発達をめぐる諸問題」教育講演.日本獣医内科学アカデミー第10回記念学術大会抄録集.1:258-259.(東京 2014年2月)
  • 4) 動物福祉のために動物看護師にできること.第3回動物看護大会.(東京 2013年10月)
  • 5) うちの子(犬と猫)のストレスをわかってあげよう. WJVF第4回大会.(大阪 2013年6月)
その他の活動
  • 中央環境審議会動物愛護部会動物愛護管理のあり方検討小委員会委員(2010年~2013年)
  • 獣医事審議会専門委員(2013年~2015年)
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