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東京フェニックスラグビークラブ 岡谷合宿に帯同しました!(東京柔道整復学科)

2017/04/26

 4月14〜16日に長野県岡谷市で行われた合宿に、3年小川雅子と2年笹子明日香が帯同させていただきました。初日は午前から岡谷工業高等学校ラグビー部と合同練習、午後はセブンスの練習試合を行い、最後に岡谷高等学校ラグビー部のコーチによるモールセッションで終了しました。2日目は午前中にセブンスの練習試合を行って帰京しました。男子高校生を相手に長時間の強度の高い練習を行いましたが、大きな外傷もなく無事に合宿を終えることが出来ました。

 この合宿を振り返ると、反省点や改善点が多くある帯同でした。
 まず一つ目に「長距離移動による選手の疲労」です。初日は宿舎への到着時間も遅く、翌日も早朝から長野県までバス移動だったため、現地に到着してからの個人アップではストレッチを行う選手がほとんどでした。二つ目に「ウォームアップ」についてです。選手の当日の様子や個人アップの内容から、与えられた時間で各選手に適したウォームアップを行うことが出来ませんでした。三つ目に「テーピング」です。今回はテーピングが必要な選手が多く、到着からアップ開始までの短い時間で行わなければなりませんでした。また事前にテーピングを行う選手の確認をしても、急遽テーピングをする選手もいます。その中で臨機応変に対応するにはやはり時間が必要でした。

 これらの反省点から共通して言えることは「準備不足」があげられます。
移動による疲労の蓄積が想定できたなら、サービスエリアの空いたスペースや宿舎に到着してから5分でも時間を確保し、「ストレッチ」を行うことで疲労軽減と個人アップの内容の改善にも繋げられるのではないかと思います。またウォームアップでは状況に応じて対応できるように、「セルフウォームアップのベースとなるものを事前に作成する」ことで、対応できると考えられます。そして短時間でテーピングを行うためには、「事前に宿舎で巻く・順番を決めて指定した時間に来てもらう」ことや、技術的な部分で「速く・正確」に出来るように実習外の時間にテーピングの練習に取り組んでいきたいと思います。

 合宿に帯同させていただけたことで、自分に足りないものを認識できたことや、24時間選手と共にすることで選手の要望を聞けること、コンディションを把握しやすくなるなど学内実習では経験できないトレーナーとしての役割を学ぶことができました。また今回の反省点はスタッフ陣とのコミュニケーション不足も原因の一つであるため、選手だけでなく監督やコーチともコミュニケーションをとることの大切さも実感しました。

 今回が初の宿泊帯同だった2年生は、今後このような機会が増えるため、この経験を学年間で共有し各々のスキルアップへと繋げ、3年生は学生ではなくトレーナーとしての自覚をより強め、5月の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2017に向けて準備をしていきたいと思います。
(小川雅子:3年)
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