作業療法学科

カリキュラム

特徴あるカリキュラム編成

動物の専門的知識と動物を活用する作業療法

本学には、アニマルサイエンス学科があり、動物の専門知識を有する教授陣がそろっています。また学内で馬、ヤギ、犬などが飼育されています。本学作業療法学科は、動物を作業療法に活用する方法や、自立生活のために活用できる介助犬などについて、動物の専門家の講義を受講したり、動物と実際にふれあったりしながら学びを進めることができる日本で唯一の作業療法養成校です。

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対象者のなまの声を反映する授業

作業療法士となるためには、対象者の「なまの声」を聴き、その声に共感する力、そして、その声に作業療法士として適切に応じる力が必要になります。そのような力は教科書だけでは決して学ぶことができません。本学科教員のすべてが、医療、福祉、教育の現場で、豊富な実践経験をもっており、対象者のなまの声を反映する講義や学内実習が行われています。また、授業だけでなく、教員との日々の交流を通し、「求められる作業療法士」となるために必要な資質を育んでいくことができます。

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幅広い最先端の知識と世界に通用する力

本学作業療法学科の教育陣は、福祉、心理、教育、保育、医学などの様々な教育背景を持っています。この教育背景を活かし、作業療法についての基本だけではなく、発達障害と感覚統合理論、脳科学、法律などの最先端の知識を伝えていきます。また、世界作業療法連盟では、すべての国に対し、作業療法の基礎となる学問として、作業科学という新しい学問を作業療法教育の中に取り入れることを求めています。帝京科学大学は、「作業科学」をいち早く取り入れ、専門教育の正規科目としておく、日本で数少ない作業療法教育校です。世界中の作業療法士と作業療法について語り合う、そんな未来を、国内・海外で活躍する教育陣が助けます。

世界の先端で行われているリハビリテーションに関する講義を受講できます。

医療科学部作業療法学科のカリキュラムは、生命環境学部とのコラボレーションにより学べる学際的研究科目、専門職の知識基盤となる科学的科目、明確な疾患象や障害像を提示した実践的科目、そして作業療法士として働くために必要な倫理観やコミュニケーションを身につける科目など、多岐にわたって用意されています。

作業療法士なるためには、I. 共通科目 II. 専門基礎科目. III専門科目から単位を取得していきます。

特徴ある作業療法学科の科目

作業科学
アメリカでは南カリフォルニア大学でいち早くカリキュラムに取り込んでいます。(南カリフォルニア大学はアメリカ国内でも優れた作業療法学科を有していると評価されています)
子どもの作業療法
科目の中で、感覚統合理論、乗馬療法、発達障害に対する作業療法、特別支援教育などを学ぶことができます。特に特別支援教育に関しては、日本でもここ数年で取り組み始め、保育園、小学校などに支援の目的で関わっています。アメリカでは作業療法士の半数が学校をベースに仕事をしているといわれています。日本ではこれからですがやがてアメリカを追いかけている日本でも小学校で仕事をする作業療法士が増えることと思われます。それに備えた学習をすることができます。
それぞれの専門的知識を有している教員が授業を担当
作業療法は国家資格ですが、作業療法士はその専門性からほかの資格を有している場合があります。作業療法学科の教員は、以下のような資格を作業療法士国家資格とは別に有し、教育に活かしています。
教員が有している資格

認定作業療法士、精神保健指定医、手話通訳士、感覚統合認定セラピスト、アメリカ乗馬療法士、ツリークライマー、AMPS評価者、介護支援専門員、福祉環境コーディネーター2級など

共通科目

カリキュラム表

◎は必修

区分 授業科目 単位数 必・選 毎週授業時間数
1年次 2年次 3年次 4年次
1 2 3 4 5 6 7 8








哲学 2 2
倫理学B 2 2
心理学A 2 2
心理学B 2 2

歴史学B 2 2
日本国憲法 2 2
社会学 2 2

文化史A 2 2
文学A 2 2

数学Ⅰ 2 2
物理学Ⅰ 2 2
化学Ⅰ 2 2
生物学Ⅰ 2 2

英語Ⅰ 1 2
英語Ⅱ 1 2
教養英語A 1 2
教養英語B 1 2
中国語Ⅰ 1 2
韓国語Ⅰ 1 2



健康と生活 2 2
健康体育A 1 2
健康体育B 1 2

I





情報Ⅰ 1 2
情報Ⅱ 1 2
統計学 2 2
ゼミ 基礎ゼミ 2 2
42 32 18 0 2 0 0 0 0
  • ※共通科目は、必修科目5単位を含め16単位以上を修得すること。
  • ※語学から1単位以上修得すること。

専門科目

カリキュラム表(専門基礎科目)

◎は必修

区分 授業科目



毎週授業時間数
1年次 2年次 3年次 4年次
1 2 3 4 5 6 7 8
専門基礎科目専門基礎分野













人体の構造と機能Ⅰ 2 2
人体の構造と機能Ⅰ実習 1 3
人体の構造と機能Ⅱ 2 2
人体の構造と機能Ⅱ実習 1 3
人体の構造と機能Ⅲ 2 2
人体の構造と機能Ⅲ実習 1 3
基礎医学応用 1 1
運動学 2 2
運動学実習 1 3
人間発達学 2 2


















医学概論 2 2
臨床心理学 1 1
内部障害と臨床医学Ⅰ 2 2
内部障害と臨床医学Ⅱ 1 1
骨関節障害と臨床医学Ⅰ 2 2
神経・筋系障害と臨床医学Ⅰ 2 2
神経・筋系障害と臨床医学Ⅱ 1 1
精神障害と臨床医学 2 2
小児の障害と臨床医学 1 1
スポーツ障害と臨床医学 1 1
老年期障害と臨床医学 1 1
救急医学実践論 1 1
病理学 1 1












I





多職種連携論 1 1
リハビリテーション概論 2 2
保健医療福祉論 1 1
公衆衛生学 1 1



リハビリテーション工学 1 1
カウンセリング実践論 1 1
QOL・ターミナルケア論 1 1
リハビリテーション医療英語 1 1
小計 42 11 13 13 10 3 0 0 0
  • ※専門基礎科目・専門科目は、必修科目101単位を含めて105単位以上を修得すること。

カリキュラム表(専門科目)

◎は必修

区分 授業科目



毎週授業時間数
1年次 2年次 3年次 4年次
1 2 3 4 5 6 7 8












作業療法概論 1 2
作業療法基礎技法学 1 2
作業療法基礎技法学実習 1 3
作業療法研究法 1 2
作業療法研究法応用 1 2
作業分析 1 2
医療統計学 1 1
作業療法理論 1 2
環境と健康 1 1






職場・安全管理学 1 1
作業療法教育・職業倫理 1 2






作業療法評価学Ⅰ 1 2
作業療法評価学Ⅱ 1 2
作業療法評価学Ⅲ 1 2
作業療法基礎評価学 1 2
作業療法評価学実習 1 3






義肢装具に関わる作業療法 1 1
住環境整備・支援機器と作業療法 2 2
生活活動論基礎 2 2
生活活動論応用 1 2
身体障害の作業療法基礎 2 2
身体障害の作業療法応用 1 2
高次脳障害の作業療法 2 2
老年期障害の作業療法基礎 1 1
老年期障害の作業療法応用 1 2
精神障害の作業療法基礎 2 2
精神障害の作業療法応用 1 2
子どもの作業療法基礎 2 2
子どもの作業療法応用 1 2
ハンドセラピィ実践論 1 1
認知症の作業療法 1 1






地域作業療法 2 2
在宅作業療法 2 2
社会生活支援における作業療法 1 1



早期臨床実習 1 3
臨床実習Ⅰ 3 9
臨床実習Ⅱ 4 12
臨床実習Ⅲ 8 24
臨床実習Ⅳ 8 24
臨床実習Ⅴ 1 3
実習セミナー 1 3






人間情報処理 1 1
ロボットと医療福祉 1 1
アニマルセラピー概論 2 2
動物人間関係工学 2 2
作業療法特論 1 1
リハビリテーション特論Ⅰ 1 2
リハビリテーション特論Ⅱ 1 2
リハビリテーション特論Ⅲ 1 2
リハビリテーション特論Ⅳ 1 2
リハビリテーション特論Ⅴ 1 2
リハビリテーション特論Ⅵ 1 2
乗馬療法技術概論 2 2
動物介在療法のための感覚統合 1 1
教育学Ⅰ 2 2
教育学Ⅱ 2 2
国際医療活動 1 1
卒業研究 2 3 3
小計 91 9 11 14 24 28 45 33 9
133 20 24 27 34 31 45 33 9
  • ※専門基礎科目・専門科目は、必修科目101単位を含めて105単位以上を修得すること。
  • ※卒業に必要な修得単位数は、合計124単位以上
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