TEIKAジャーナル

【自然環境】徳之島での学生による外来種駆除活動が奄美新聞に掲載されました

2023/09/06

世界自然遺産の島、徳之島で、今年5月に特定外来種の「シロアゴガエル」の侵入が確認されました。
シロアゴガエルは日本の侵略的外来種ワースト100に掲載されている、生態系への影響が大きい種です。
徳之島唯一の環境NPOである「虹の会」さんが、発見翌日から駆除作業を開始されましたが、
6月時点で生息確認箇所が29ヶ所、捕獲総数が泡巣1100個以上、カエル400匹以上という深刻な状況でした。

虹の会さんから、大学生の夏休みを利用した、駆除のためのボランティア募集のお知らせを受け取り、
2年生・3年生の生物系の授業の中で、日本の保全活動の多くがボランティアの手によって支えられていることを説明し
ぜひ参加して欲しい、と話したところ、東京西キャンパス・千住キャンパスの両方から、6名もの学生が参加してくれました!

8月中旬から、9月下旬の授業開始ギリギリまで、入れ替わりながら活動してくれて、8月25日までに
生息確認箇所は33か所、捕獲・駆除数は泡巣1900個、カエル1200匹に及んでいるとのことです。

その様子が、2023年8月25日の奄美新聞に掲載されました!
https://amamishimbun.co.jp/2023/08/25/45719/

徳之島と隣接する奄美大島では、来年度以降に野外実習を予定しています。
野外実習を始めるより前に、学生たちが島の保全に積極的に関わってくれることを、誇りに思います。
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