教育・研究

医学教育センターの目的

 本学の医療科学部の教育目標は、大学生としての総合的な教養と社会性を身に着けさせることを前提としたうえで、学外実習を着実に行い、また、国家試験に合格できる力量を持つ学生を育成し、将来の医療人を社会へ送り出すことです。センターの主たる目的は、その教育目標を達成するため、「医学教育における専門基礎科目の実施、並びに学生の臨床活動及び国家試験に必要な医学知識の習得等を支援すること」です。
 最近の医療系の国家試験の傾向をみると、臨床の場で遭遇する場面を想定し、その時にどう判断するかを問う問題、つまり基礎力を前提とした応用問題に次第に重点が置かれるようになってきました。このため、今後の国家試験対策の中では、基礎力をいかに身に付けさせるかが一層重要になり、中でも特に解剖学と生理学の基礎科目が重要になります。その他、理学療法学科の運動学、作業療法学科の精神医学、柔道整復学科の柔道整復理論、看護学科の看護学、医療福祉学科の精神保健学など、各学科に固有な科目が重要な専門科目として加わります。
 国家試験に出る問題は、授業に真面目に出席し日頃の勉強をしっかり行っていれば解けるいわば正統的な問題であるため、普段の授業の中でその基礎力を養うことが重要です。センターの目的は、これら日頃の学部教育を支援することです。

TOP