アニマルサイエンス学科

実習

アニマルサイエンス学科の学生は、2年次の後期から3年次の前期までの約1年にわたって、必修科目の「実習」を履修します。実習科目には、それぞれのキャンパスにあるコース関連分野の多様なテーマが用意されています。

東京西キャンパス

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アニマルサイエンス学科では2年次の後期から3年次の前期にかけて、必修科目のさまざまな「実習」が用意されています。

東京西キャンパスにはアニマルサイエンスコースアニマルセラピーコース野生動物コースが設置されており、非常に幅広い動物関連分野をカバーしています。そのため、必修科目である「実習」にも、実に多様なテーマが用意されています。学生たちは、これらの実習体験を通して、自分の進路や専門分野を選択するための材料や情報を手に入れます。

2年次後期の実習:科学研究基礎実習Ⅰ・Ⅱ/動物科学基礎実習Ⅰ・Ⅱ

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1.動物行動学実習

動物行動学の科学的原理を体験的に学びます。イヌとのコミュニケーションの取り方を修得したり、マウスなどモデル動物の実験法の基礎を学んだりします。

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2.飼育展示学実習

動物園や水族館を訪問し、動物の行動を観察したり動物の展示法について研究したりすることにより、動物の飼育展示に関する基礎的な知識と技術を学びます。

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3.アニマルセラピー実習

アニマルセラピーを行うための知識と技術を学びます。実際の動物介在介入のロール・プレイングを行ったり、ウマやイヌの扱い方を修得したりします。

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4.野生動物学実習

奥多摩湖周辺の自然観察を通じてフィールドワークの基礎を学びます。地形図の読み方、生物種の同定法、動物のフィールドサインの発見法などを修得します。

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5.病原微生物実習

病原微生物学の基礎的な知識と技術について学びます。実験を通じて細菌や微生物の培養と同定を行い、微生物の危険性と公衆衛生について学びます。

6.データ解析実習

6.データ解析実習

データ処理の考え方と解析法を学びます。調査や実験データの扱い方、視覚化の手法、統計処理、データの解釈の仕方などを修得します。

3年次前期の実習:アニマルサイエンス実習(行動科学系)

1.ドッグトレーニング実習

1.ドッグトレーニング実習

イヌのトレーニングの原理や手法を学びます。ドッグスポーツや作業犬として活躍するイヌのトレーナーから指導を受けることができます。

2.行動神経内分泌学実習

2.行動神経内分泌学実習

動物行動の神経内分泌学的基盤について学びます。マウスなどのモデル動物の行動の背後にある生理学的指標の解析手法を修得します。

3.動物心理学実習

3.動物心理学実習

動物行動学や動物心理学の研究法について学びます。動物の行動を扱う研究の計画立案、実験および観察、そして成果発表の手法を修得します。

3年次前期の実習:アニマルサイエンス実習(飼育展示系)

1.動物園動物学実習

1.動物園動物学実習

動物園で暮らす動物について学びます。動物園や飼育施設での研究を通じて、野生動物の行動や生態およびその飼育展示法を知ることができます。

2.アクアリウム実習

2.アクアリウム実習

水生動物の飼育および展示の手法を学びます。実際の水族館の研究やアクアリウムの制作を通じて、水生動物の生態について修得することができます。

3.伝達と連携実習

3.伝達と連携

科学的知見の伝達と連携のあり方を学びます。教育研究施設における科学コミュニケーションと市民や関係各所との連携の手法を修得することができます。

3年次前期の実習:アニマルセラピー実習

1.動物介在活動実習

1.動物介在活動

動物介在活動について学びます。動物がヒトの健康や福祉にもたらす影響を科学的に探究し、動物介在活動を実践するときの原理と手法を身につけます。

2.動物介在教育実習

2.動物介在教育

動物介在教育について学びます。実際の動物介在教育の計画立案から効果検証までに取り組み、教育場面における動物の介入効果を科学的に理解します。

3.臨床心理学実習

3.臨床心理学実習

臨床心理学について学びます。ヒトと動物の関係を臨床心理学の視点から考え、個人が抱える心理的な困難への対処法を探求します。

3年次前期の実習:野生動物実習

1.動物生態学実習

1.動物生態学実習

動物生態学について学びます。実際の野外調査を体験し、動物の生態学的調査の手法および動物分類や種同定の基礎技術について修得します。

2.ビオトープ実習

2.ビオトープ実習

ビオトープ(生物空間)の基礎について学びます。学内にあるビオトープ池の生物多様性の調査を通じて、ビオトープの意義や管理手法を修得します。

3.インタープリテーション実習

3.インタープリテーション実習

インタープリテーションの基礎を体験的に学びます。環境教育プログラムの開発と実践を通じて、科学コミュニケーションの手法を修得することができます。

そのほかのフィールド実習

1.小笠原実習

1.小笠原実習

「東洋のガラパゴス」とよばれる小笠原諸島の父島に滞在し、本州とは大きく異なる小笠原諸島独自の生態系について学びます。アカガシラカラスバトなどの固有種や、ザトウクジラをはじめとした海洋生物を観察することができます。

2.金華山実習

2.金華山実習

宮城県石巻市の南三陸金華山国定公園に滞在し、その島の自然や生息する野生動物についてフィールド調査を行います。金華山では、ニホンザルやニホンジカをはじめとして、手つかずの自然と多様な動植物を観察することができます。

3.海外実習

3.海外実習

海外の国立公園や自然保護に関連する教育研究施設を訪問し、国際的な視点や最先端の見識を身につけます。これまでの実習先は、オーストラリア、ドイツ、カナダ、アメリカ合衆国、モンゴル、タイ、マレーシアなど多彩です。

千住キャンパス

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アニマルサイエンス学科では2年次の後期から3年次の前期にかけて、特色豊かな各種実習が必修科目として用意されています。

千住キャンパスの動物看護福祉コースでは、動物看護学の周辺分野を深く追求しています。そのため千住キャンパスの実習は獣医療をはじめとした専門性の高いテーマが用意されています。学生たちはこれらの実習を経験し、実践応用能力に長けた動物のプロフェッショナルを目指します。

2年次後期実習

外科実習

動物外科看護学実習

手術準備や術中・術後管理、麻酔準備や麻酔監視、手術の補助、救急救命など、動物看護師として必要な知識について、実際の器具などに触れながら、その技術について学びます。

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動物内科看護学実習

体温や心拍数、呼吸数の測定といった身体検査の方法や爪切り耳掃除などの日常のケア方法、基本的なトレーニング方法など動物看護師として基本的な知識と技術を学びます。

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動物形態機能学実習

標本や模型を基にした骨格や主要臓器の形態を学ぶとともにそれらの機能について理解を深め、顕微鏡を使って組織の観察を行います。

病院管理実習

動物臨床検査学実習

尿検査、便検査、血液検査などの検体検査やX線検査や超音波検査などの画像検査、眼科検査や皮膚検査神経学的検査など動物看護師が日常行うことの多い検査について広く学びます。

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動物臨床看護学実習

入院した動物の環境を整備する方法や痛みの評価、栄養管理に加え、動物看護記録、動物看護過程についての考え方を実践的に学びます。

皮膚科学実習

動物福祉実習

犬猫のボディランゲージや動物の行動観察を行うことで、行動の調査法や、ストレス状態を評価することを学びます。また、施設見学を行うことで動物にとって良好な福祉的飼育方法について考える機会を持ちます。

動物リハビリ実習

動物看護附属動物病院実習

動物看護師が日常で行う受付対応や電話対応をはじめオーナーや院内スタッフとの円滑なコミュニケ―ションが取れるよう実践的に学びます。

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