施設・設備
東京西キャンパス
#01東京西キャンパスと周辺環境
東京西キャンパスは、東京都と神奈川県との県境に位置する山梨県上野原市にあります。上野原市は山や川に囲まれた自然豊かな街ですが、市内をJR中央線や中央自動車道、甲州街道(国道20号線)が通っているため都内への交通のアクセスが良く、東京都八王子市とは電車で20分程度で行き来できる場所にあります。市内には学生向けのアパートも多くあり、スーパーマーケットやホームセンターもあるため生活には便利です。
キャンパスの周囲は野生動物の宝庫であり、水鳥の飛来地として有名な大野調整池があります。キャンパス内には多様な実習に使用される実習室や、伴侶動物との「共生」をテーマに建設された「コンパニオンアニマルセンター」、「ドッグラン」、上野原市と連携して運営されている「馬介在活動センター(うまセンター)」など多様な施設が用意され、そこでは日々、様々な活動が行われています。また、「自然との共生」を理念として本学が展開する「フィールドミュージアム OPEN AIR LAB」が完成し、学生たちの学びの場となっています。
#02コンパニオンアニマルセンター
東京西キャンパスには、アニマルサイエンス学科の施設として「コンパニオンアニマルセンター(略称:CAC)」が設置されています。この施設は、動物と人間との「共生」をテーマとして建設され、現在、イヌやネコをはじめとしたさまざまな伴侶動物が暮らしています。CACでは教職員と学生が協働して動物たちの管理を行っており、動物福祉の理念に沿った飼育技術とトレーニングに関する研究活動が進められています。
#03ドッグラン
東京西キャンパス内、駐車場やビオトープの池の隣にはドッグランが用意されています。犬の訓練のためには、犬を思いっきり遊ばせることのできる場所が必要です。本学のドッグランはドッグトレーニング実習等の授業で使われるほか、資格取得のための研修会や課外活動等でも利用されています。
#04馬介在活動センター
馬介在活動センター(通称:うまセンター)は、上野原市の協力のもと2008年に誕生しました。上野原市の動物ふれあい公園の一部をお借りして本学が施設の運営・管理を行なっており、2021年8月現在は4頭の馬と1頭の山羊が暮らしています。馬たちは学科の実習や「障がい者乗馬実行委員会」によるイベントなどに活躍しています。
また、地域の小学校や幼稚園が遠足などで訪れてくれるようになり、子どもたちは「ふれあい」や乗馬、その他学生たちが考案した様々な動物介在教育・環境教育プログラムを体験します。
4頭の馬たち
馬介在活動センター(通称「うまセンター」)では4頭の馬を飼育しています。写真の馬はそのうちの3頭。左から「さくら」「モカ」「チョコ」です。4頭の馬はこどものふれあい活動や障がい者乗馬に使うように日々訓練されており、どの馬もおとなしくて安全に乗馬や活動を提供できる馬たちです。
厩舎内部
厩舎内部はそれぞれの馬の個室「馬房」と「飼料庫」「鞍置場」「待機室」などで構成されています。当番の学生を中心に毎日の世話や掃除をしており、馬たちが快適に暮らせるように務めています。馬房も3.3m四方と比較的大きい広さを確保しております。
全景
うまセンターは本学と上野原市が共同で運営を行っており、動物ふれあい公園内にあります。天気の良い日などは親子で馬を見に来る家族も多く、市民の癒しの場ともなっております。
全景
馬場は角馬場と丸馬場の2つがあり、主にここで馬を運動させます。運動は馬の飼育を勉強したい学生は世話の一環として行うこともあります。曳き馬や、乗り運動、調馬索(ロープをつけての円運動)を通して馬とのコミュニケーションの取り方なども学びます。
全景
うまセンターでは月に1回「ふれあいの日」と称して市民や一般の方を対象に乗馬とふれあい活動を行なっております(2021年10月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止中)。また、地域の幼稚園や小学校の遠足で利用することもあり、乗馬や馬とのふれあい、餌あげなどを体験できます。
千住キャンパス
#01千住キャンパスと周辺環境
千住キャンパスは、東京都足立区の北千住駅や荒川区の町屋駅からバスで5~10分、荒川と隅田川に囲まれた場所に位置します。キャンパスが接する隅田川にはスーパー堤防が整備され、近くの荒川河川敷には散歩を楽しめる土手などもあります。周囲には古くからの商店街も多く、その一方で両駅前は再開発が進んでいます。また北千住駅にはJR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス、町屋駅には東京メトロ千代田線、京成本線、東京さくらトラムが乗り入れており、都心や地方へのアクセスがとても便利です。
千住キャンパスの本館には、附属動物病院が併設されているアニマルケアセンターがあり、愛玩動物看護師育成のための先進的な教育が行われています。
#02アニマルケアセンター
帝京科学大学附属動物病院(アニマルケアセンター)ホームページはこちら
千住キャンパスには、アニマルサイエンス学科の施設として「アニマルケアセンター」が設置されています。この施設には附属動物病院が併設されており、多様な実習に対応できる2つの大きな実習室や、動物の飼育室、卒業研究のための研究室などが用意されています。
附属動物病院には2つの診察室、処置室、手術室、受付、待合室、スタッフステーション、入院室、レントゲン室、各種検査室などの施設・設備も整備されており、愛玩動物看護師を目指す学生のためのより実践的な実習が可能です。
受付・待合ホール
アニマルケアセンターの入口を入ると広い受付カウンターと待合ホールがあります。
行動カウンセリング室
問題行動をもつ犬や猫のカウンセリングをするための部屋です。隣接する相談室から動物に気付かれずに行動を観察することができるように、マジックミラーが設置されています。ゼミやミーティング、勉強会等に使用されることもあります。
飼育・栄養相談室
通常の獣医療の診察の他、犬や猫のしつけや食事など、飼育方法についての相談を受けることもできます。
スタッフステーション
スタッフのカンファレンス(治療の検討や引き継ぎ)や電子カルテの入力、休憩のための場所です。
第1・第2診察室
動物を診察するための部屋です。実習や研究で使用するために広めに設計されています。
処置室
注射などの処置や血液検査やエコーなどの各種検査を行うことができる部屋です。ICU(集中治療室)や入院室もあります。
レントゲン室
レントゲン装置が2台設置されています。
手術室
廊下からも見学できるように大きな窓があります。手術中にレントゲンを撮ることがあるため放射線を遮へいした窓になっています。また窓の上にはモニターが設置されているので術野(手術している手もと)も見学できます。
理学療法室/
ハイドロセラピー室
整形外科(骨折や関節の手術)や椎間板ヘルニア等の術後のリハビリや減量のための運動等を行う部屋です。水中トレッドミルは水の中にウォーキングマシーンがあり、浮力を利用して体の負担を少なくして、筋肉強化などを行うことができます。また、ステンレス製のプールも設置してあります。
動物飼育室(猫)
学生とともに学んでいる学科猫を飼育する部屋です。キャットウォーク(猫の通り道)が設置され、猫と人とが快適に過ごせる空間になっています 。
動物飼育室(犬)
学生と共に学んでいる学科犬を飼育する部屋です。飼育担当の学生たちは、動物たちのケアやトレーニングを通して、動物の扱い方やコミュニケーションの方法など多くのことを学んでいます。
動物看護実習室
12台の実験台が設置されており、動物臨床検査学や微生物公衆衛生学などの実習を行います。
動物福祉実習室
ドッグトレーニング実習や、動物看護実習などを行う実習室です。机やいすが可動式のため、多様な目的にあわせて使用することができます。
第1~第4検査室
卒業研究などの実験ができる設備が備わっています。
共生実習室
人と動物が同じ空間で過ごすことを想定した実習室です。上部には部屋を横断するようにキャットウォークが設置されており、人の頭上を猫が行き来できる構造になっています。