生物環境特別野外実習
小笠原環境実習
生物環境特別野外実習Ⅰ小笠原環境実習に2008年3月7日から12日の6日間行ってきました。
東京から南へ1000kmの小笠原へ船で25時間かかります。今回の実習では、海況の評価法(ビューフォート)を学び、ゴミ、生物を目視調査を行いました。クジラ・イルカ数種類も自分たちの眼で発見することができました。
写真で紹介
いよいよ小笠原への航海が始まります
島に到着後、現地で、小笠原の自然とその保全活動のレクチャーを受けます
絶滅危惧種アカガシラカラスバトのサンクチュアリーへ入ります
看板
小笠原支庁・国有林課の許可を得て、少人数で、さらに靴底を清掃して...
お世話になったのは、小笠原自然文化研究所の堀越博士です
入口には野生化して問題になっているネコを捕獲するためのトラップが!残念ながら、カラスバトはみれませんでしたが、サンクチュアリーの様子はしっかり学習できました
展望台からのクジラの生態調査です。小笠原ホエールウォッチング協会の森博士から現場で直接の指導、調査開始
幸い、天気にも恵まれ、クジラの見えない海域を探すのが難しいほどでした
子クジラが繰り返しブリーチをしていたもの印象的でした
クジラだけでなく、船が与える影響も学び、小笠原のウォッチングの自主ルールも学びました
この距離は・・?この操船は・・?クジラに問題ないよね?
みんなで記念撮影
父島の釣浜でビーチクリーニングを実施
浜辺にはたくさんのゴミが
これはなに?
小さなゴミから大きなゴミまで。そして集計すると...
45人で240kgのゴミを回収。世界各国...中国語やアラビア語の記されたゴミも...。やはりプラスティック製のゴミが多く、カキを養殖するための漁具なども多数みつかりました
第二次世界大戦時の史跡...その上には小笠原の固有種の植物が生い茂ります
トラックの跡でしょうか
タイヤもぼろぼろ
小笠原の森からは時おり青い海が見えます
そこを抜け、山を越えると最高のご褒美が
千尋岩の上からの景色は最高。南島も一望
もちろんクジラの姿も。お昼御飯をたべながら、ザトウクジラの「ブリーチング」がみられます!
さらに、その音も数秒遅れて響き渡ってきました
ガジュマルの林では木登りやターザンごっこが
学生も遊ぶし、教員も楽しむ
実習の最後の日は、半日ほどの自由時間。ホエールウォッチングや海洋公園でのスノーケリングなど、海洋エコツーリズムを楽しんだ学生も多かった(小泉さんの写真)
こんなシーンもみられた。シータック号でホエールウォッチングをした小泉さんの写真。ザトウクジラのブリーチングです
島の人のお見送りは、おどり、音楽、船で並走しての見送り、と、こころがこもっていて、とても感動的でした
いよいよ出航
見送りの船です
帰路の1000km・25時間も無駄にせず、海洋の環境調査をして戻りました