教育・研究

理念・業務内容・組織

oal_logo01.jpg

理念

理念

 帝京科学大学 附属フィールドミュージアム OPEN AIR LAB 設置規程では、本ミュージアムについて次のように記載しています。


「(本)ミュージアムは,本学の建学の精神に基づき,持続可能な社会の発展に寄与するため,有形無形のネットワークを構築することにより,『自然との共生』に関する教育・研究を推進し,継承すべき知恵・知識などの情報を収集して広く共有するとともに,学生教職員その他の人々の自由な学習を支援する」


建学の精神

「人類の将来を正しく見据え、生命の尊厳を深く学び、自然と人間の共生に貢献できる人材を育成し、持続可能な社会の発展に寄与する」 (→建学の精神および大学の基本理念


特色

01.「自然との共生」を理念とする。

 ここでいう「自然」とは,単なる「きれいな景色や環境」ではなく「動物・植物・菌類・細菌類の多様な生命を含む動的全体」を指します。もちろん人もこの自然の一部です。


 東京西キャンパスは富士山北域の深く豊かな山地群の真っただ中にあります。南に丹沢山系,北に奥多摩山系,西には大菩薩連峰や天子山地が広がっています。その中央を,富士山を源流とする桂川/相模川が峡谷を刻んでおり,それはやがて相模湾へ注ぎます。

 この豊かな環境は,ツキノワグマのような大型動物から,その排泄物や死体を分解する菌類,果実の表面に付着した無数の自然酵母まで,多様な生命をその懐に抱えています。この「自然」の中に入ることは,それ自体が素晴らしい経験であり,喜びです。さらに,そのような自然の中でこそ可能になる,人と動植物との交流も都市では手に入らない魅力となりえます。

02.知恵・知識・情報といった無形の継承物を収集し共有する。
 国際博物館会議(ICOM)の定義によれば,博物館は「有形・無形の継承物を、収集・保存・研究・共有・展示する」とされます。OPEN AIR LABは,後者に焦点を当てた活動を行います。特に,「自然との共生」に関する知恵,知識,情報が,収集や共有の対象となります。
03.特定の建物を本体とせず,学内外の施設・場所・人のネットワークを本体とする。
 OPEN AIR LABを構成するネットワークは次の4種類に分類できます。
 (1)キャンパス内の場所・施設のネットワーク
 (2)学生のネットワーク
 (3)教員のネットワーク
 (4)大学外の場所・施設とのネットワーク
 (5)大学と市民とのネットワーク
04.「自然との共生」に関わる教育を支援し,学生の自由な学修を支援する。
「自然との共生」は「建学の精神」の一節でもあります。(建学の精神:人類の将来を正しく見据え,生命の尊厳を深く学び,自然と人間の共生に貢献できる人材を育成し,持続可能な社会の発展に寄与する。)

業務内容

業務内容

 (1)「自然との共生」に関する情報の収集,公開及び研究

 (2)「自然との共生」に関する教育・研究の推進

 (3)学芸員課程教育

 (4)地域市民との共創事業の推進

 (5)学外施設・団体との連携の推進

 (6)構成施設の機能的連携の推進

 (7)その他ミュージアム運営に関し必要な業務

組織

ミュージアムの構成

 OPEN AIR LABは、次の構成員によって運営されます。

 (1)館長   1名

 (2)副館長  2名程度

 (3)教員 適宜の人数

 (4)学芸員  適宜の人数

 (5)その他必要な職員

 館長・副館長

 館長及び副館長はミュージアムの業務を統括します。

 運営委員会の意見を参考に、東京西キャンパス所属の教授のうちから学長によって委嘱されます。


 教員

 OPEN AIR LABの理念や業務に合致する分野を専門に持つ教員が、ミュージアムの運営及び活動に関わります。


 学芸員

 次の専門的業務を行うため,学芸員資格又は相応の能力を有する学芸員を置きます。

 (1)ミュージアムにおけるサイエンスコミュニケーションの推進

 (2)ミュージアムの諸施設における展示の統括

 (3)ミュージアム活動に関わるファンドレイジング

 (4)ミュージアムで行われる研究の推進

 (5)ミュージアムで行われる社会的共創事業の支援


 その他の職員

 以下の業務を担当し,ミュージアム活動を円滑に実施するため必要な職員を置きます。

 (1)構成施設における適切な展示環境の維持

 (2)構成施設への訪問者および利用者への対応

 (3)連携学外組織・団体・個人との連携協力に係る事務

 (4)本学広報担当部署と連携したミュージアム広報

 (5)その他ミュージアムに関する業務の補佐


運営委員会

 ミュージアムの理念や活動方針を決定する運営委員会を設置します。運営委員会は、館長、副館長、教員及び学芸員等の委員によって構成されます。


外部評価委員

 ミュージアムの活動に対し評価と助言を得るため,外部評価委員会を設置します。

 外部評価委員会の委員は、本学と雇用関係にない有識者数名を、学長が委嘱します。


友の会(設置予定)

 ミュージアムと協力して社会的共創事業を行う組織として「友の会」を設置予定です。


登録団体

 ミュージアムと協力して様々な活動を行う団体の登録制度を設けます。審査を経た上で登録されるとミュージアムの施設や備品の使用が可能となり、またイベントや展示等を企画することも可能になります。

 登録できる団体は下記を想定しています。

 (1)本学の研究室

 (2)本学の学生団体

 (3)外部の関連分野の団体

 (4)その他

TOP