大学農園でのスイカ栽培 / スイカ割り体験
レポート
こども文化教育演習では、食育の一環として学内農園でさまざまな作物を耕作しています。食育というと野菜が真っ先に思い浮かびますが、幅広く食物の栽培を扱うことで食料生産にかかる労力の大きさ、自然の賜物である収穫物のかけがえのなさを実地に体験して学ぶことで、偏食抑制から食物を大切にすることの何たるかを肌身に感じてもらい食育指導の大切さを理解することを目指しています。
夏になればスイカは誰でも食べますが、栽培となると別ですね。そこで本実習では栽培から収穫方法、食育の保育内の展開のしかたを学ぶ、などを目的に学内農園でこれまで栽培してきたスイカを収穫し、食文化の一つといえる「スイカ割り」を体験実習しました。子ども達の先導となる先生の卵達、何事も体験です。
いよいよ収穫作業の開始です。写真を見て分かるように農地は少し傾斜しています。おおっ!色の濃い(黒い?)いかにも重そうな大玉スイカがあちらこちらに実っているではありませんか。栽培の担当でもある別府先生から女子学生にも情け容赦なく「はい、それでは収穫しましょう! 取ったら転がさずに持ち上げて下さい。」と指示が飛びます。 お、重い...。
収穫後、さっそく「スイカ割り」を体験。F君、H君、...次々と棒を握りしめスイカ割りに挑戦します。スイカ割りも立派な日本の食文化です。最近ではやったことのない若者も多いとか。早速実地に実習です。やってみると意外に難しく、うまく割ることのできた人もいれば、空振りして棒が折れてしまった人も。割ったスイカはその場で頂きました。新鮮そのもの。自然の香りがします。
収穫したスイカは皆でおいしく頂きました。残りの時間でトウモロコシも収穫しました。こちらも大収穫です。皆で分けて持ち帰りました。
ここで学んだこと
- スイカの収穫時期は微妙で一本のツルで1-2個しか実らない
- 種まきから収穫まで長い時間と多くの労力が必要なこと
- だから収穫物は大切に食べなければならない
- 皆で楽しく食べれば何でもおいしい