こども学科

一般保育参加体験(第1回)

レポート

ハムスターやモルモット、スナネズミなどの小動物やAIBOをはじめとしたペット型ロボットを使って介在教育・保育をどのように進めるかについて実際に保育の現場でそのような環境を用意して実習し、現場体験を経てスキル習得をしていきます。動物の扱い方、ロボットの使い方、通常保育時間の参加実体験、先輩の介在教育・保育実施状況の見学、企画立案などを経て、そしていよいよ自分たちで動物やロボットを持参して幼稚園・保育所で介在教育・保育を実践します。ここではその一部を紹介しましょう。

動物やロボットを使う前に、日頃の保育とはどのようなものかを肌で感じ取ってもらい、保育の最初の「いろは」を実体験する機会です。朝9時30分までに現地集合、子ども達と一緒に保育所に登園します。さっそく自己紹介して10時までの自由時間、各自思い思いに子ども達と時間を過ごします。「子ども達は室内では走らせないように...!」と先生方も注意を怠りません。

とりあえず、子ども達の年齢別に各教室に分かれましたが自由時間のこと、すぐにごちゃごちゃに。

10時になりました。全員ホールに集合して朝の会の始まりです。いつもの歌を歌ってから「おはようございます」と元気に挨拶します。「大学生のお兄さん、お姉さん、元気ないなあ...。ちゃんと朝ご飯食べてきたかな」などと、大きな声で挨拶するようここでも指導が入ります。

次に1人1人自己紹介してから、簡単な歌遊びを子ども達と一緒しました。ここで私たちに所長の小林先生から次週の保育参加実習に向けて課題が与えられました。「皆で遊べるようなものを用意してきて下さい。手遊びでも何でも良いですよ」。さあ、1年生の諸君にはいきなりかなりハードルの高い内容です。帰学したらさっそく保育の先生に色々相談しなくてはなりません。

次は外遊びです。鬼ごっこ、ブランコ、滑り台、どれもポピュラーな遊びですが、子ども達に楽しく遊んでもらうことを念頭になかなか苦労しているようです。

最後に所長の小林先生から集合がかかり、「自分が相手をしている子どもだけでなく、自分が一緒に遊ぶのではなく、常に回りの様子、他のこども達の行動にも注意を払わなければいけません。」とここでも外遊びを進める上での注意がありました。

あっというまに2時間が過ぎましたが、楽しくも注意すべき点をしっかり受け止めたようです。次回へ向けた課題も頂き気も引き締まる思いで帰学の途につきました。こどもたちが最後まで柵ごしに手を振ってくれていたことが印象的でした。次回に向けてしっかり関係が構築できたようです。

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