こども学科

動物介在教育(第5回)

レポート

前期後半に入って、今度は動物介在教育が演習のテーマとなりました。さっそく、6月26日、動物・ロボット介在教育演習の授業のため、帝京めぐみ幼稚園に「動物介在教育」の様子を見学に行きました。めぐみ幼稚園では昨年度より「幼稚園の正課」として月1回の動物介在教育を取り入れています。運営には帝京科学大学の動物介在教育研究会が携わり、毎月趣向を凝らしたプログラムが実施されています。今回は「ハムスターとのふれあい」です。

  • はじめの様子

  • ふれあいの開始!

まず、園児たちの前でごあいさつ。はじめて訪問したこども学科の一期生は、やや緊張気味でかしこまっていますが、園児たちは笑顔で迎え入れてくれて、学生にも思わず笑みがこぼれます。

いよいよハムスターとのふれあいのはじまりです。ハムスターは大学から学生たちと一緒にやってきました。普段の世話は学生たちの日課です。毎日の動物の世話を通じて、動物の習性、個性を学びます。動物も毎日観察していると一匹一匹ちがうことがわかります。その知識がふれあいの場に役立ちます。まず、ハムスターを中心に車座になって座ります。こども学科の学生たちは後ろに回って園児たちの補助の体制です。

ハムスターの触り方を説明します。園児たちはこれから始まることに興味津々です。みんなおぎょうぎよく座っています。「両手をおわんにして・・・できるかな」園児にもわかりやすいように手振りを交えて説明します。順番にハムスターを手に乗せてもらいます。園児たちの反応は、笑みを浮かべる子、不思議そうな顔で見つめる子、こわごわ触る子など様々です。

園児の様子をみながら学生たちは補助してあげます。「○○ちゃん上手~。上手にさわれるわね~。よかったね~。」幼稚園の先生からも声がかかります。園児たちは満足そう。見守る学生からも思わず笑みがこぼれます。

「ふれあいはおわりです。さあみんな両手をもう一度お椀にして。」ふれあいの終わりには、手を消毒します。消毒液をひと吹き。「はい両手をこすり合わせて―。乾いたらおしまい。このあとチャンと石鹸で手を洗ってね。」園児たちの衛生管理にも気配りをわすれません。

ふれあいが終わったあと、今度はハムスターのお面づくりです。ハムスターの顔の形に切り抜いた厚紙に園児たちは思い思いに色を塗ります。できた順に頭の大きさに合わせて紙のベルトを付けてあげます。「上手にかぶれるかな~。」おねえさんがやさしくかぶせてあげます。

ハムスターのお面作りが終わったあとはみんなで記念撮影。個性的なお面がたくさんできました。このあと園児たちは、ハムスターになりきって遊びました。でも、すぐに園児たちは次の授業が始まります。それは学生たちも一緒です。「また今度ね。」学生たちとハムスターは幼稚園を後にしました。

今後の予定

動物介在教育組はこのほかにもさまざまな内容の実習を行っています(「八重山自然観察」)。
本ページでは今後、そのような実習の模様や後期(10月以降)の演習内容を随時アップして参ります。

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