こども学科

上野原市立 甲東保育所 一般保育参加体験:「夏祭り」参加協力

レポート

総合演習は地域に根ざした活動への積極的参画による地域の人々とのコミュニケーションを体験しそのスキルアップを目指すこども学科の特徴ある演習科目の1つです。1年次で実施した「総合演習 I」に引き続き2年次でもより広く深く地域の方々と関わり、人間力をさらに高めるため、ステップアップした内容で通年演習科目として「総合演習 II」が開講されます。

主な内容

上野原市立 甲東保育所 一般保育参加体験:「夏祭り」参加協力

1年次の「動物・ロボット介在教育演習 I/II」で何度も足を運んだ甲東保育所;半年ぶりの訪問です。1年生の時は「とにかく保育の現場に出て、小さな子どもと接するいろはを体得せよ」が課題でしたが、今回は父兄も多数参加する「夏祭り」のお手伝いを通して、イベントを子ども達にとって、如何に有意義に成功裏に実行するかが課題です。明確な保育の目的設定がされ父兄の厳しい目が注がれる中、生半可な対応で初歩的なミスは許されません。うまく大役を果たすことができるでしょうか。大幅にステップアップした演習内容に、これまでの経験とスキルの総動員が求められます。

前半組

9時過ぎに保育所に集合し、出席点呼・身支度の後、早速教室へ向かいます。1年生の演習時よりも子ども達に近づき、積極的に子ども達に言葉かけし、遊びの場にすぐに入っていく様子に、数々の学外実習体験を積んできた進歩が伺えます。

「お兄さんのこと覚えているかな」「う-ん?!」というやりとりもつかの間、すぐに男子学生も男の子達に取り囲まれてわいわいはじまりました。そうこうするうちに朝の会の時間です。玩具の片づけを促して次の行動に移らせようとするあたりはさすがに2年生です。朝の会が終わると、「夏祭り」の「お店屋さんごっこ」で使う「お寿司セット」の工作の時間です。

工作の様子をじっと見つめる様子や、「あっ、これはこう持ってっと...」と手を差し伸ばす様子、「うまくできたね」と喜びを共有する様子はなかなか落ち着き、じっくりと子どもと接しており見ていて安心感があります。

子ども達とやりとりするときの表情や仕草も去年から比べて大幅にステップアップ。節度ある中に豊かな表情と身体表現を取り混ぜる様子はなかなかのもの。

難しい部分は具体的に優しく教えています。思わず一緒に工作に取り組んでしまうことも。

1時間ほど工作した後は梅雨の合間の貴重な晴れ間を利用して外遊びをすることに。工作の片づけや靴の履き替え、帽子をかぶせたりと、なかなかスムーズに対応できているようです。ブランコや大好きな虫集めは昨年も見た光景ですが、各自の落ち着いた対応に1年間の成長を感じます。

あっという間に正午。手洗い・着替えなど昼食時のしたくもしっかり手伝い、子ども達がお弁当を広げたところで、(小林所長からしっかり宿題レポートを課題され)保育所を後にしました。

今後の予定

近日中に「夏祭り」当日の参加体験【後半組】の結果をアップする予定です。

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