人文・社会系教養科目
特長
人間や社会現象への確かな理解をとおして、
人間社会や自らの生き方を正しく見据える力を養います
人文・社会系教養科目は、哲学と思想、生命と倫理、こころの科学、社会心理学、文学と芸術、歴史と人間、といった人文系科目と、経済学の基礎、政治と思想、法学の基礎、日本国憲法、社会学の基礎、現代の社会福祉、といった社会系科目から構成されています。これらの科目は、具体的には以下に示すような内容を持っています。
- 哲学と思想
- 哲学的思惟の出発点として「自己への問い」を手がかりとして、そこで見出される<私>という現象から、経験的現実における人格としての「われわれ自身」の倫理的次元を問います。
- こころの科学
- 心理学の観点から人間の心のしくみや働きについて学んでいきます。実証科学である心理学に触れ、人の心についての科学的知見を学び、人間への理解と関心を深めることを目的としています。
- 文学と芸術
- 言語による芸術の精華である文学作品に親しむことによって、言語(日本語)能力の活性化を目指します。また、文学と深く関係する舞台芸術や映像作品などの多様な芸術的表現の価値を理解するための基本的視座を学びます。
- 歴史と人間
- いくつかの代表的な歴史観を学び、歴史がそれによって異なった姿をとることを理解し、いわゆる責任主体・倫理主体としての自覚を高め、歴史的存在としての自己の使命ならびに課題を発見します。
- 社会学の基礎
- 日常生活を素材にして、現実が社会的に構成されていく仕組みを明らかにする社会学的な見方の基礎を学び、社会的責任を負った健全な市民に必要な見方と常識に囚われない批判的な思考力を養成します。
- 経済学の基礎
- 基本的な経済学の知識を身につけ、経済環境の大きな現在的な変化の中、経済の動きについて自分で考えることができるような力を養います。
- 日本国憲法・法学の基礎
- 「日本国憲法」は、「個人の幸福を実現するため国家を規制する基本法」である憲法について学びます。この科目は、教職などの必修科目で、公務員試験受験対策にも役立ちます。「法学の基礎」では、憲法以外の「家族法」、「取引法」、「会社法」、「労働法」など、「生きるために必要な法律システム」を学びます。
- 現代の社会福祉
- 国民の一人として学ぶべき「社会福祉」の目的・制度・歴史・体系などの基礎知識を学び、国家政策の一部として位置づけられる「社会福祉」が、社会的弱者支援としてどのように個々の人と関連しているかという観点を養います。
- 日本文化論
- 《日本文化論》の授業では、古代以来の日本の代表的な美術作品を鑑賞し、その歴史的背景を学習します。また、美術作品についての評論や解説の書物(の一部)を読むことによって、現代文の理解能力の向上も目指します。
- 現代社会論
- 現代社会の状況を整理するための代表的な社会の捉え方を解説することで、大学生として生活を問い直し、社会のなかで生きる一員としての課題を考え、職業選択を含めた広い意味での将来を展望する機会を作ります。
科目表
人間と社会現象について、人文・社会科学領域の多様なアプローチをとおして学んでいきます。
授業科目 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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人文系 | 哲学と思想 | ○ | |||
生命と倫理 | ○ | ||||
こころの科学 | ○ | ||||
社会心理学 | ○ | ||||
文学と芸術 | ○ | ||||
歴史と人間 | ○ | ||||
日本文化論 | ○ | ||||
社会系 | 経済学の基礎 | ○ | |||
政治と思想 | ○ | ||||
法学の基礎 | ○ | ||||
日本国憲法 | ○ | ||||
社会学の基礎 | ○ | ||||
現代の社会福祉 | ○ | ||||
現代社会論 | ○ |